その② の続き。
ここまでして、血眼になったハンコやさんって、
一体どのくらいすごいのか?とお思いでしょう。
こちらのお店の体験談をまとめられていらっしゃる
不思議大好き さんのHPを拝見すると、すごいお話ばかり。
この本にも出ていたし、
スピ部員のおともさまからも伺っていた。
というのも、ここのハンコやさんのおじいちゃんは、
今まで使っていたハンコを持ってゆくと、
今までのことやこれからのことをドンピシャであてる。
ここのハンコは開運を招くので、
手に職を持つ人や、社長がつくりに来ると有名で、
「部長行ってくださいよ」「いやいやおともさまこそどうぞ」と
しばしおしくら饅頭しておったのだ。
おともさまのお知り合いの方もこちらで
ハンコを作られ絶賛されているとか。
期待は膨らむばかりなのだけど、
予約は前日の12時から電話予約のみ受け付けて、
運よく取れた場合でも、ハンコを作ってもらえるとは限らず、
必要ないならばお断りらしいと聞いて、びびるのだ。
そんなこんなで、その情報をつかんでから半年たち、
ふと思うことがあって、12時を15分くらい経過してから、
思いついてかけてみたのだ。
じりりーんと、昔の黒電話の呼び出し音が
数回なって、「はい、山本印店です」と女性の声。
最後の一枠が残っていますと聞いて
翌日も仕事だし、一回で予約が取れるなら、
次でいいかも?と、問い合わせだけで電話を切った。
で、休めそうな日の前日の12時に
改めて電話をしたところ、何回かけてもお話中。
やっと繋がったと思ったら、
ほがらかな男性が出て「もう予約はいっぱいですね~」
新規は月曜は受け付けないし、
平日の営業のみで9時から17時までの営業時間。
かつ、1日数件の受付で、かけてもかけても
「いっぱいです」
「そうですか。またかけます」
と受付のお兄さんと笑いあうしかない。
で、何度もこのやり取りが続いたのちに、やっと繋がって、
予約を取ったのは初めてかけてから1週間が経っていた。
翌日、ハンコ屋さんの建物を目指してどんどこ歩く。
ほんとにここかしら?と思う頃、やっとつく。
がらりと引き戸を開けると、
右側に芸術家っぽいおじいちゃんがハンコを彫っていらっさる。
この方が?噂の千里眼おじいちゃん?
お店の奥で、順番を待つ間、
前の方の相談が聞こえてきた。
親子で代々来ていたり、リピーターが多いのねとか
思っていたら、順番がきた!
どきどきして、今まで使っていたハンコを差し出し、
名前と生年月日を書いたような。(うろ覚え)
おじいちゃん、「うーん。いい女だなぁ。いや~、いい女だよ!」
「やさしいし、気がついて・・・(以下ほめ言葉たくさん)」
「いうことないですよ」と部長をほめてくださるではないか!
部長が懸念事項を話すと、
おじいちゃん、ずばり「○○だね!」
「やめなさい。これ以上だと体壊すから」
<止めました>と答えると「よかったね。○○でしょ?」
部長しか知らないことをすらすらとおっしゃるじゃない!
びっくりだわ!!
<え?何でわかるんですか>
「わかるんです。じゃないと今ここに来ません。
呼ばれているんですよ」とのこと。
ずばりずばりと部長の性格傾向まで言い当てたり、
「宇宙人だからね~。僕もそうですよ~。」
「なんかみえちゃうんだよね~」
なんて、部長とおじいちゃんは宇宙人つながりらしいことが判明?
部長、確かに、宇宙人ってフレーズ、
いつもどこでも言われるわな。なんで?
おじいちゃんと笑いも交えてお喋りしているうちに、
怖い職人さんかも?
なんて初めに思ってたこともふっとび、
懸念事項をよくするようにお願いして、
ハンコを作っていただくことに。
実印、認印、銀行印の3本セットとのことで、
出来上がりに一月半くらいとのこと。
で、春も桜の頃、取りにうかがったハンコは、
思わず<かわいい>とにっこりするような
オリジナルなハンコで、即お気に入りに。
この日以来、部長は喜んでハンコを押しているわけである。
後日、ハンコ屋さんに行ったとスピ部隊員に話すと
「知ってる!連絡先わからなくて知りたかった」と
おっしゃるので、お教えすると、
なんとすぐに予約が取れたとのこと。
これまた、ドンピシャなことをA隊員も言われたらしい。
そして、部長もA隊員も、
その後、開運していることも記しておこう。
で、さらにびっくりしたのが、
こないだ、スピ部員のB隊員から聞いた話。
Bの知人もとある不思議なハンコ屋さんで、
ハンコを作ったらしく、それがこの間できてきたらしいのだ。
Bが「もしかしてそのハンコ屋さん、○○?」と聞くと、まさにドンピシャ!
このハンコ屋さんは有名らしいのだ。びっくり!