今市子著の漫画 百鬼夜行抄8巻   がついに出た!との情報をYちんから入手し、23時まで営業している駅構内の本屋さんで急いで買い込み、次の日まで待てずに読み倒した。                                      百鬼夜行抄 (8)

とうとうこの漫画も8巻目である。すごい!

朝日ソノラマから出ているという期待を裏切らないマニアックな妖怪話なのだが、

絵がきれいなのと、話が何度読み返しても読み返しても、味わい深いのである。


妖怪というと、水木しげる大先生や荒俣宏氏、京極夏彦氏に、小松先生が大御所だろうが、

そこに今市子氏も加えることに異議なし!


水木しげる大先生ほど絵がマニアックじゃないし(漫画家に向かって言うことか?)、

荒俣氏原作の「陰陽師」の漫画ほど話もややこしくないし、

京極氏ほど分厚い本でもない。


部長は、大学時代に発達関係(平たく言えばゆりかごから墓場までの人の一生)を学び、一応児童文学の単位もとったが、その頃は「妖怪学」なんてことを卒論で書いちゃっている同級生に対して、

「学問として学ぶのか??相当なオタクな人だわ。」と、垣根を作っていた。


が、しかーし、なんのこたーない。

自分の中に同じものをもっていたけれども、公然とカミングアウトできないから

からこその、やっかみだった。(大げさ)


小学生の頃から、鬼太郎展に行ったことや、大学の講義でも鬼太郎の元本「墓場の鬼太郎」を

教授とみんなで読んで泣いてしまったこともあるのを何故か隠していたけれど、

今じゃ、公然と「VIVA!妖怪」が許される世の中なのである。


1年位前の江戸東京博物館での「大水木しげる展」にいったら、あんなに込んでいるとは思わなかった。

ぎゅうぎゅうで展示が見られないなんて、予想もしておらず、チケット買うのに並ぶのにも驚いた。

それよりも、デートで水木しげる展なんてありなのか?と思うくらい家族連れとカップルが半々。

世の中もかわったものだ。

なーんて、部長も殿方と行ったさ~。楽しかったさ~。