私のなかで、知らない間に。

風化していた記憶が戻ってきた。

悲しい気持ち、うれしい気持ち。

いろんな気持ちがあるけれど。

元パートナーの、後悔していたという言葉に驚いた。

私は、最初はやっぱり落ち込んだけど。
結構、サバサバした性格なので…

まぁ、次があるさ位の気持ちで大学に進学した。

そして、いろんな人に。
『あなたみたいな人に会いたかった。』

君と、家庭を築いてみたいとか、

すごくマジメに言われたけど。

『ごめん。ほんとに、いまは、恋に走る余裕がないんだ。』

と、断り続けてきたんだ。

そのたびに。
『そんなに、本気で言われたら。それ以上いえないじゃん…。』

って、みんなに申し訳ないなって。

ほんと思っていたんだ。

そして、卒業。
あっという間だった。

でも。おもしろかったからいいか。

と、振り返っていろんなところに旅に出てた。

思い出の地を巡って。
あの人にあった。

『お元気ですか?もう四年も経つんですね。』

涙が止まらなかった。

『やりきったよ。君が生きていたらこんな風に石に向かって話さなくてよかったのにな。』

『ほんとに…ありがとう。』

その場を離れようとすると。
『待って…。』

私『あなたは?』

『面影ありますか?妹です。』

私『妹さん?』

『はいっ…お姉ちゃんのところきてくれてありがとう。』

私『ごめんなさい。』

『えっ…』

私『どうしても、あいさつしたくって…来てしまいました。』

『…いいんですよ。私は、お姉ちゃんがあなたが好きだったの知ってます。あなたが殺した訳じゃないんです…。事故だったんですから。だから…いいんですよ。』

私『しかし、私は…看取ってあげられなかった。』

『私だって。あなたのこと嫌いでした。姉は、妹よりもあなたの話ばっかりするんですもの。』

私『すいません…。』

『でも、昔のことです。あなたがひっそりと、お花を添えていてくれたことや。手紙をお供えしてくれたの知ってますから。』

私『なぜそれを?』

『私がお姉ちゃんに読んで聴かせてましたから。』

私『…。』

『あなたの人の良さがわかりました。ほんと、素敵な人ですね。お姉ちゃんがあなたと結婚したいっていってた意味がわかりました。』

私『…。妹さん?』

『また、きてくれてありがとう。元気にしていましたか?あなたの顔が見れてよかった。ずーっと。愛しています。』

私『…?○○さん?』

『私、さっき。なんか言いました?』

私『…。まるでお姉さんのようだったよ。』

『私にもお姉さんが見えました。』

私『ありがとう。会わせてくれて。』

『もう?来ないんですか?』

私『そうだね…来られないね。』

『…はい。そのかわり。写真とらせてください。』

…………

私『あれ?この白いのは?』

『きっとお姉ちゃん。ですね。』

あなたの妹は、ほんと、そっくりでした。
あの日、あなたを失ってから。

止まった時計がやっと動き始めた。

人間は、寿命や事故で死んでしまう。

だったら、必死に生きていく。

後悔はしないで生きなさい。
って、あなたは言っていました。

私の元パートナーも。
そう、私に対してその様に思っていた。

だったら、生きているうちに。

取り返しがつくうちに後悔をなくせばいい。

あなたに対して出来なかったのだから。

良い教訓になりました。

いつまでも。
あの笑顔のあなたで居てください。








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