こんにちは。

Covid-19の影響でテト明けからずっと休みが続いていた学校も、ようやく先月から授業が開始されましたね。

お子さん帯同で赴任されている方たちも、長かった自宅学習から解放され、ほっと一息ついていらっしゃるでしょうか。

 

ベトナムの学校はアメリカなどと同様に二学期制で、一年は9月から始まることになっています。

そこからテト前までが第1学期で、テト明けから5月、6月ぐらいまでが第2学期。

その後8月末まで長い夏休みなのですが、今年は予定外の休講が多かったため、休みはだいぶ短縮されるようですね。

つまり通常だったら、今の時期がちょうどベトナムの卒業式シーズンなわけです。

 

さて、日本の卒業式といえば言わずと知れた「桜」が印象的ですが、ベトナム人にとっても卒業式と切っても切れない花があるのを知っていますか?

ちょうど5月から6月にかけて真っ赤な花を咲かせる Hoa Phượng (ホア フーン)というのがそれです。

日本語ではホウオウボク(鳳凰木)もしくはカエンジュ(火炎樹)と言われる木です。

 

 

 

なお、ベトナム語を説明すると、「Hoa」は花を意味し、「Phượng」は漢字で書くと鳳凰の「鳳」で、女性の名前にも使われることがあります。

そう聞いて、「あ!うちのスタッフの名前だ!」と思った方は、そのスタッフさんの名前のベトナム語表記をよーく見てくださいね。

日本語で「フン」「フーン」と言われるベトナム語の名前は、Phương、Hương、Hường、Hượng、Phụngなどいくつもあります。

さらに男性の名前まで含めると、Hùng かもしれないし、はたまた Hưng かもしれません。

社員さんの多い会社は、日本人が「フーンさん」と呼びかけるたびに、「私かな?それともあの人かな?」と思っているスタッフさんが何人かいるでしょうね・・・。

 

閑話休題。

 

さて、私が火炎樹の花を初めて知ったのはベトナムに来る前。

ベトナム系アメリカ人トニー・ブイ監督による、ベトナムを舞台にした映画「季節の中で」(原題:Three Seasons)でした。

 

 

映画のクライマックスで、咲き誇る火炎樹の下、主人公が白いアオザイで立ちすくむ場面が本当に美しいのです。

それ以来、いつか本物を見たいと思っていたので、ベトナムに来てから初めての卒業シーズンで実物が咲く様子を見、感動したのを覚えています。

 

ベトナムの学校には、火炎樹が植えられている所が多いので、この時期ぜひ注目して見てみてくださいね。

フランスの植民地時代の名残である黄色い校舎と、真っ赤な火炎樹の花のコントラストを見ると、「あー、今年もそんな季節か」という気持ちになります。

日本と比べると季節感がないという日本人も多いですが、ホーチミンにだって趣を感じる季節の移ろいというのはあるわけで、それがわかればこの街に住む楽しみも一つ増えるのではないでしょうか。

 

 

お花の話が出たので、ちょっと不動産に関係のあるお話も一つ。

私たちが物件を紹介して成約に至った場合にいただく仲介手数料。

ベトナム語ではHoa Hồng(ホア ホン)と言うのですが、それは何とお花のバラという意味もあるんです。

どうしてバラなの?と周りのスタッフに聞いてみたところ、「どちらも人からもらえるもの」という大喜利みたいな答えが!

あとは、「手数料だと直接的すぎるから、婉曲的にきれいな言葉を代わりに使っているのでは?」という答えもあり、ベトナム人ってそういうところ気にするんだなーと思ったりもしました。

 

ベトナムでは不動産の手数料は基本的にオーナー側からもらうものが慣習となっています。

弊社もベトナムの慣習に倣って、お客さんからは手数料をもらっておりません。(超短期など特別な場合は除きます。)

お引越ししたいなと思っていらっしゃる方は、どうぞお気軽に一度お問い合わせください!

 

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