亭主に内容に間違いがないか聞いた手前(幾つか赤ペンが入った(恥))… ちと日にちが前後してしまうんじゃが、先週 久し振りにクセのあるヤツと出逢った! 話じゃ。…と言っても男ではなく料理なんじゃがのぉ…


鬱で精神病院に入院中、TVルーム(大部屋)でキチンと番組を見るっていうとニュースか銅鑼A夢(ドラえもん) 、それとグルメ番組くらいなのじゃが… 

単純に廣東語が分からんってのもあるんじゃが、何より瞑想を装って他の患者から話しかけられるのを阻止しとるのじゃ。日本人に興味深々なキチガイ共の餌食となり、つまらん日本談義にはウンザリじゃからのぉ… 旅行した時の自慢話や中森明菜や山口百恵が好きだとか、ひどい輩は「日本語を話せる」とぬかし「1番!(キリン一番搾りがICHIBANの名で売られて人気」と「サヨナラ(現地歌手が槇原の“もう恋なんてしない”のサビをSAYONARA, Wow. SAYONARA, Wowと歌って大ヒット」で、それだけでホントにサヨナラする。まさかこの中の誰かと親しくなる訳もなく… ただ時間の無駄使い! 大体においてじゃ、イジメでうつ病になって人嫌いの上にこれでは… ワシもさすがに閉口するし瞑想の振りもしたくなる。もともと香港人のようにおしゃべりな奴は嫌いなのじゃ! みんな一緒だと思わんでもらいたい…


[ 1月と5月に入院させられた精神病院… 携帯禁止、所持品は歯磨きセットと眼鏡等の必需品、昼間はベッドがあてがわれず大部屋で過ごす刑務所のような病院じゃ ]


で、そのグルメ番組で気になってたのがこの螺螄粉(ローシーファン)て中華麺じゃ。親の麺屋を継いだ若者が流行に逆行するものの旨さを知ってもらいたいと、特殊な匂いを放つバイ貝を練り込んだ螺螄粉(ローシーファン)に拘り、諦めることなく客足の伸びない店を切り盛りするってシナリオじゃった。それでも熱狂的な贔屓客がソコソコおって、画面でその旨さを熱く語っておるではないか! どんな匂いがするのか未知ではあるものの食らってみたいと単純に思ったのじゃった。そしてまさしくその店! って訳ではないんじゃが、同じ螺螄粉(ローシーファン)を出す店が新居の側にあってのぉ… 


[ 亭主と前を通る度に「今度 試してみようね」と言っておったんじゃが… 1ヶ月、満を持して試してみたのが先週は9月10日(火)の晩のことじゃった ]


本土(中国)でチェーン店展開しとる店なんでTVで見たローカルチックな古めかしい麺屋とは大違い、小綺麗で期待しとった(!?)匂いも全くせん! が箸の横にちょこんと配されたミント・ガムが妙に期待心をそそる。子供の頃、焼肉屋のレジでもらったガムの味を思い出し“ってことは… やっぱ臭いんじゃ!”と安堵。ワシはお勧め3品の中の1つ、亭主は親指サイズのベビー・ロブスターがしこたま入ったものを頼んだが、ロブスターには山椒がピリッときかせてあって旨かった! が、ワシは30年来 海老蟹の皮剥きをしたことのないオネエ! もちろん亭主が愛情込めて剥いてくれたのじゃ♡ 多分じゃが… チェーン店展開しとるから大衆受けするよう匂いを抑えておるのか? 気になるほどに臭いって訳ではなかった! …残念(ってワシは何を期待しとるんじゃ?)後で部屋に帰ってから少しだけ汗に匂いを感じた程度かのぉ… バイ貝っていうと醤油で煮た酒の当てくらいしか思い浮かばんのじゃが、ほのかにその肝からくるような匂いと味がするかも知れん。じゃが


[ 例えほのかでもクセになるには十分なインパクト! ]


臭いついでにその名もズバリ“臭(チャウ)豆腐”も頼む… 旺角(モンコク)の女人街路面店で「こんな臭いモン食う奴おるんか!?」って位に臭いヤツじゃが… 不思議とレストランで頼むと匂い控え目。綺麗な油を使って揚げとるのと使い回しの差かのぉ? 食べた瞬間に“オッ”って思うくらい。香港に来る機会あらばこれと是非ともセットで食らってもらいたいと… 

この螺螄粉(ローシーファン)、ワシらは愛嬌で臭臭(チャウチャウ)麺と呼んどるが… 当面の間はマイブームの座を譲りそうになさそうじゃ! 


[ 帰り道には亭主の同僚お勧めで「胡麻が売り」の甘物屋“研香”で黒胡麻デザートを食べて帰宅したのじゃが]


翌朝はシッカリと黒いモノが3回ほどオハヨウの挨拶をしてくれ健康気分100%(恥)。因みに亭主は対面の腰果露(カシューナッツ)じゃったから黒いモノとのご対面はなかった筈(ここで筈ということはこの会話はなされておらんってことじゃが、もしも逆の立場じゃったら亭主は100% for Sure!ワシに話してくれる筈で、そんな亭主を愛しいと思うどら子である)… 今日は亭主と熱々、幸せどら子の下品で汚いグルメ・ブログであった✌🏻