注) この章ではドラッグやゲイセックスのコンテンツが非常に露骨に含まれるのじゃが、その辺にアレルギー体質の方は拒絶反応を起こすので、ご遠慮いただいた方が無難かと思うのじゃ。また次回の章でお会いしましょ♡ ひとまず今日はこれにて再見!
(気の優しいアラフォー看護師って こんな感じ?)

とうとうKが日本に帰国してしまった。じゃがのぉ、いつまでも空虚な気持ちではおられんかった。というのも、Kが滞在中に出会い系アプリからメッセージを貰っておる男がおったのじゃった♡ 随分と昔から別のアプリでチャットはしておったのじゃが、いざ会うとなると「看護師のハードワークで疲れてるから勃たないと思う」とか何とか言い出し、いい加減放っておいた男じゃった。意外と趣味だったのに残念な話じゃが、会うのは相手あってのものじゃから、片方だけで会いたいと思っててものぉ、、、汗。そして当時は違ったのじゃが、今は共に*魔物組と知ったら、今回は今までと違い猛烈アプローチで、Kが滞在中だというのに、"彼を置いて会いに来て欲しい" と懇願されたくらいじゃ。と言うことで、Kが帰国した週末には彼の家にお邪魔しておった。思いは長い年月を経ても色褪せず、今こうやって実現されたのである。彼の名はEとしよう。気の優しいアラフォーの看護師じゃった。

訪問前のチャットでEが言うには、魔物に*取り憑かれてもあまりハイな(エロい)感覚にならないと言う。ワシも同じくじゃが、香港の魔物シニアの見解では、魔物はパワーの源で、眠らんでも2〜3日はイケるが、ハイな(エロい)感覚は他の興奮剤で補う。香港でいえばGウォーター、、、との事じゃ。
ワシも何回か耳にしたことがあるんじゃが、日本の魔物には "アンナカ" か何かの興奮剤が既に混ざっておるらしい。それをEに伝えると腑に落ちん顔。どうやらGウォーターがお好きではないようじゃ、、、ゲロ不味いからのぉ。で、魔物と*融合したことはあるか訪ねたら "ない" と言う。試してみたいと言うので、初心者はどうなるか分からんから怖いし嫌なのじゃが、特別に引き受け、融合に必要な物をポーチに詰め、その日は最寄り駅から2駅先の彼の家を目指したのじゃった。

(両親が残してくれた物件、古いが内装は綺麗)

そしてEの初融合の時が来た。量は少な目の15メモからのスタートじゃったが、看護師のくせしてビビっておるから "本当に看護師なんじゃろうのぉ?" と尋ねたら、精神科の看護師で、注射は研修で随分と昔にやったくらい。今はすっかりだと言う。ワシの融合も手伝うのは怖いとのこと、汗、、、弱っちい男じゃ。仕方ないので、まずは彼を見事に一発で決めたのじゃった。が、、、魔物に日頃から取り憑かれるからか、15メモでは足りなかったようで、確か5メモを追加をしたのを覚えておる。ワシも運良く一発で決め、二人で勢いよく*天空を舞い始めるのじゃった。

《どら子の基本用語講座》
*魔物 = 薬物、ドラッグのドラ語
*取り憑かれ = 吸引で取り込むことのドラ語
*融合 = 静脈注射で取り込むことのドラ語
*天空を舞う = ハイになり空を飛ぶ気分のドラ語
《 🚫危険区域につき ゲイ以外の立ち入り禁止 》

追加の融合を終えたEは呼吸を荒げ、ワシの融合を待てんと言わんばかりに自身をいきり勃たせ、ワシを求めてきた。融合を終えたワシは後を追うよう、勢いよく天空を登り詰め、ベッドまで待てずにヤツの背後からキツく抱きしめ、首筋から背中をむさぼりつくかのようにキスをした。初めての融合で敏感になったヤツの身体はうねり、のけ反り、まるで盛りのついた犬の遠吠えのような喘ぎ声をあげた。ワシの無精髭が背中に触れると、電気が走るような感覚じゃという。標的を少しづつ下ろしてゆくと2つの山に辿り着き、回す両手の先には先程よりひと周り以上は大きく、熱くいきり勃ったヤツ自身がワシのことを今か 今かと待ち侘びておった。ワシの指の先が濡れるのを感じ、ヤツがいかに感じておるかが手に取るように伺えた。2つの山も激しくむさぼりつき、ヤツの身体を回転させてワシの方へ向きを変えていくと、火照るように熱いヤツ自身が今にもイキそうな程に膨れあがり、ワシの目の前に現れた。望んでおる事は1つじゃろうから、ワシはその口いっぱいを喉の奥の奥で締め付け、ヤツの反応を伺った。瞳を閉じたま恍惚の表情で、遠吠えは可能な限りに大きく、激しくなっていた。喘ぎ声がMAXに達したのは、しゃがんだままのその姿勢から手を胸まで伸ばした瞬間じゃった。ヤツの喘ぎに神経を集中させ、僅かな喘ぎ声の差も聞き逃さず、ヤツの好きな愛撫の方法を探っていった。ヤツは我を忘れ天空の彼方まで聞こえる程の声を惜しみなくあげ、ワシの腕の中で崩れ落ちていった。

《 ここまでで危険区域終了、ご協力に多謝 🙇🏻‍♂️ 》

場所をベッドに移した後は、少しスローダウンをし、静かにメローに、時間(とき)を焦らすかのように絡みあった。いくばくの時間(とき)をこうして過ごしたろう。気付けば朝を迎えておった。珍しく疲れを感じる朝じゃった。

(プレー後は反省会で次回の課題を挙げあった)

Eは随分と昔からチャットをしており、互いに興味はあったのじゃが、初めにも言ったように "疲れてるから勃たないと思う" で何度も先送りにされ、自然消滅した感じじゃった。じゃがワシは今回で理由が分かったような気がするのじゃった。彼はワシの気を引くために*タチと言っておったが、実は*リバ*ウケよりリバ、ヘタすれば*ウケかも知れん。玩具箱にはエネマグラが入っており、ゲスト用かと思いきや自分用(?)と言っておったし、何より自分からワシの方へケツをたむけ、自身の手でワシ自身をサポートし、正しい場所へと導こうとするのじゃった。もちろん入らんのじゃが、嫌な顔をするワシには全く気付く様子もなく、ワシが声に出して断るまでは、シツコク何度も繰り返され、いい加減に嫌気が差してしまった。彼がワシにトライした時間の4〜5倍はゆうにやらされた気がするのぉ。それだけ欲しかったんじゃろうのぉ。じゃが ワシらは1つになれることなく終わりを迎えたのじゃった。

《どら子の基本用語講座》
*タチ : 性行為で男性の役割
*タチ寄りリバ : タチの度合いが大きいリバ
*リバ : タチとリバの両方できる
*ウケ寄りリバ : ウケの度合いが大きいリバ
*ウケ : 性行為で女性の役割

 (最終話、危ない男 / The 愚痴る! へつづく)