最初から分かっていたことですが、本を買う量>読む量>ブログを書く量で、あわわわとなっていますが、なんとか自分に課した最低のノルマ月1の更新ができそうです。
こんなんですが、お付き合いよろしくお願いします。
と言い訳はこれくらいにしておいて、今回もレッツラゴーです!
今回、ご紹介する本の主人公は、伊藤博文。初代内閣総理大臣!
日本人ならだいたい知ってる名前です。話はそれますが、この人の名前は、「ひろふみ」ではなくて「ひろぶみ」だったんですね。知らなくて恥ずかしい限りです…
冒頭、著者は「一般的な知名度と専門家による評価の間に著しい落差の生じる現象は珍しくないが、伊藤博文もその例に漏れない。」と、坂野潤治(日本近代史研究の人、この人の本も面白いです)と司馬遼太郎(坂の上の雲とか書いてる人)の対談を載せ、坂野氏は「伊藤はわからない」、司馬氏は「哲学なき政略家、思想なき現実主義者」と、歴史家にとっても曖昧で見定め難い存在が専門家の一般的な評価としています。
果たしてその一般的な評価が正しいのかどうか、「政治家伊藤博文の隠された思想を掘り起こす作業」が本書の目的となっています。
その際のキーワードとして、「文明」、「立憲国家」、「国民政治」を視点にそえています。
そもそも、名前の読み方間違えるくらいなんで、哲学とか思想がなかったとかも知らなかったんですけど、一般的にはこういう理由でこう思われてるんですけど、いや実はこういう思想があったんですよていうのは分かりました。
僕なりに一言で表すのであれば、「漸進主義」です。
(漸進主義とは、例えば、既存の制度を一気に変えるんじゃなくて、ちょっとずつ順を追って変えていきましょう、その方が混乱も少ないしという感じでしょうか)
この思想が通底にあったからこそ、はたから見るとぶれまくりじゃんという評価になっているんだろうと。
あーだから、明治憲法作るって決めてから10年もかかったんだなとか、藩閥内閣でも政党内閣でも総理大臣やったのかーとか理解できます。
あとがきにもあるんですが、伊藤は明治憲法を作って軍国主義に道を開き、韓国統監として韓国併合という道を開くあんまりいいイメージではないみたいですが、いやそれがね、そう簡単な話でもないんだよと教えてくれる、いい本でした。
この本は、あとがき(ほんの数ページ)読むだけでもおもしろいので、本屋さんに寄った際は手にとってもらえたらうれしいです。
