相棒と言えば右京さん。
ではなく今回はバイクのお話しです。
平日は全く乗る機会が無いんです。
だから「週末こそ!」と思うわけですが、それさえもなかなか難しい今日この頃。
せっかくのシーズンなのに・・・
俺は飾るためにこのドラッグスタークラシック(DSC)を買ったわけじゃない・・・そう
走 る た め だ !
先週の土曜日、午前中は家族と買い物に行き、外でお昼を食べて帰宅。
ちなみに買い物は嫁の服、息子の靴、娘の服。お昼はレストラン。
その後子供とキャッチボールやゲームをして過ごす。
うむ、今日の俺完璧なサービスをしている。
いいはずだ。もう十分のはず。そう、俺はバイクに乗りたかった。
何気に時計を見ると時刻は16時を示していた。
まずいぞ、ここでもたつくとすぐに晩御飯になってしまう。
そうなったらもう今日は終わりだ。しかも今日は天気が良い。
これを逃すわけにはいかなかった。
「ちょっと出かけてきていいかな?」少し遠慮がちに嫁に話しかける。
「どこにいくの?」 当然の質問を浴びせられる。
「うん、ちょっと本屋に」
われながら丁度良い答えを返したと思った。
バイクのキーを握り締める。手が熱い。心が震える。
が!
「あ、わたしも行きたい。みんなで行こうか。そのあとスーパー寄っていい?」
んがあぁぁぁ!!
愕然とした。まさかの答えに戸惑うも断れるはずがない。
正直に「バイクに乗りたいから少し走ってくるね。夕飯までには帰るから」、と言えなかった
自分のズルさと心の弱さを恨む。
仕方なく車でみんなで出発。
別に本なんて欲しくもない・・・。テンションがまったく上がらない俺に子供たちは
容赦なく本を買ってくれと懇願する。
「あぁ、いいよ。」 もういい。心が折れた俺は子供たちの欲しいままに本を買う。
とは言っても1人一冊ずつ。喜ぶ子供。甘いんじゃないか?と言う嫁。
もはや週末の楽しみが消えてしまった俺はどうでも良かった。
決してバイクに乗るための週末ではない。家族と時間を共有できる大切な一日であること
平日話せなかったことをフォローできる機会であること、
もちろんそれは理解しているし自分もそれを望んでいる。
とは言っても一度点いた火は簡単には消すことができない無駄に熱い面倒くさい性格。
まぁ男なんてだいたいそんなもんです。(?)
悶々としながらもスーパーで夕飯の買い物をして帰宅。
しかし夕食時に転機が訪れる。
夕飯はコロッケだった。ソースを多めにかけ箸で手ごろなサイズに切り口へ運ぶ。
うまい・・・。コロッケは大好物の一つだ。
ふいに子供の口が開く。
「あ、パパのバイクの隣に自転車置いちゃった。倒れないかな??」
「ん・・・そうなのか?じゃあ後で移動しておくよ」 コロッケを食べ続ける。おかわりするかな。
次に嫁が 「そういえばパパ最近バイク乗ってないね?」
「うん・・・まぁね。なかなかね・・・」
続けて嫁が 「あまり乗らないと壊れちゃったりするんじゃないの?」
確かにそうだ。壊れるというかバッテリーが上がりエンジンもかかりにくくなる。
そうなるとバッテリーを充電しても意味がなく交換が必要になるのだ。
バイクの部品は高い。生活に必ず必要ではなく、昔よりライダーは減っている。
そう、現在は趣味の領域とされているのだ。
「まぁね。バッテリーが上がると面倒だしお金もかかるかな」
「ご飯食べたら少し乗ってくれば?子供たちは私がお風呂入れるし
その後はDVD見るから大丈夫だよ?」
おいおいマジか。子供と嫁のコンビネーションが素晴らしすぎる。ついに来た・・・。
「・・・うん、そうだね。じゃあ少し乗ってくるかな。面倒くさいけど仕方ないな」
俺はコロッケを食べ終わり箸を置いた。今日はおかわりはしない。
「ごちそうさま。じゃあ行ってくるよ・・・。」
「え、もうごちそうさま?コロッケ1個しか食べてないじゃん!?」
「あぁ、帰ったらビール飲みながら食べたいんだ。じゃあまた後でな」
今日2回目に握り締めたキーは俺の手のひらを更に熱くさせていた。
小走りで外でると相棒からカバーを外す。
美しい輝きを放ち洗練されたフォルムを惜しみなく見せ付けている相棒がそこにいた。
本当に綺麗だ。白いボディに光輝く銀色のマフラー。
黙って跨るも心の中では ヒャッホーーーーゥ!!! な状態である。
キーを回す。 ドドドドド・・・ あぁこれだ。この鼓動。
この音が日常の全てをかき消す。
目的もなく走り出すが帰宅時間が少し気になる。30分いや、1時間はいいはずだ。
久しぶりの町乗りは普段車で観る景色とは違い新鮮に感じる。風が心地よい。
自然と国道へと流れ少しスピードも上がる。風を切って走ることの気持ちよさを思い出した。
赤信号。ゆっくりとブレーキをかけギアをひとつずつ落とす。
ギューーーーン・・・ギューーーン・・・ギアの落ちる音、つまりエンジンブレーキの音が
たまらない。最高だ。このままずっと走っていたい衝動に駆られる。
気付くと海岸線を走っていた。
もうこの時点でビールとコロッケは頭に無かった。
「少し休むかな・・・」 自動販売機の横に相棒をとめてお約束の缶コーヒーを買う。
バイク乗りしかわからない、この休憩の楽しさ、重要さを満喫しようとしていた。
うまい。相棒を眺めながら飲む缶コーヒーは格別だ。
時間を確認するために携帯を確認すると21時を表示していた。そしてメールあり。
・・・嫁からだ。『どこまで行ってるの?何時に帰ってくるの??』
まずいぞ・・・絵文字がない。あきらかに怒っている。
『丁度今帰るところだよ。アイスでも買って帰ろうか?』と絵文字たっぷりであり
愛嬌のあるメールを返す。
が、しかしそれも虚しく 『いらないから早く帰ってきなよ』
・・・・・
1時間はかかるな・・・。
俺は覚悟を決め相棒に跨り家路を目指した。
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バイクに乗るとどこへでも行ける気がします。
車でも同じこと?なのに何故でしょうね。
自分がバイクに乗りたいと思ったのは小学校低学年でした。
仮面ライダーが大好きで、仮面ライダーは必ずバイクに乗って登場するのです。
子供ながらにヒーローに憧れバイクに憧れていたことをよく覚えています。
時は流れ高校生になり、その少年の夢はかないました。
初めて乗った時の感動は今でも忘れていません。
今では車を洗車した後にバイクを磨いています。
いつ乗れるかもわからないものに汗水垂らして必死な顔して磨いています。
無言で物を大事にすることの大切さを子供に伝えているんだ、と都合よく解釈しています。(笑)
(長文駄文ですみません。読み返していないのでひどいことになっているかも。)