不景気により下落し続けた割安感のある日本株が海外投資家に見直しされ
ドルの買い戻しが始まりました。
日経平均は実に5ヵ月ぶりに1万円台に回復しましたね。
と、少しまじめなことを書いてみたプロシュート兄貴です
さて、前回の続き
【登場人物】
ボーカル・・・よっちゃん(バスケ部)
ギター・・・リーダー(俺、サッカー部)
ベース・・・サク(野球部)
ドラム・・・ミッチー(テニス部)
キーボード・・・えりちゃん(帰宅部)
『音合わせ』と言えるようなしっかりしたものではなく
ただ全員で一度やってみようか?といった漠然としたもの
メンバーの中でもボーカルのよっちゃんが一番燃えている
彼がスタジオ(簡単な設備で狭い)を予約してくれていたのです。
全員集合して各自しばしの間練習
20分後・・・おそらく全員が 『ある違和感』 に気付く・・・
ギターの自分はあまり上手くないが練習曲だけは死ぬほど練習していたので
ギリギリいける状態。
ベースのサクははアクションが派手な事以外は特に問題なし。
ドラムのミッチーはもっと問題なし。ってか上手い!
えりちゃんに関しては元々誰も文句言わない状況w
しかしここでミッチーがサクに注文をつける
ミッチー 「ベースでそのアクションいらなくね??」
サク 「え・・・(・д・;) ダメなんか・・?」
ミッチー 「いや・・・普通に弾けよって意味。」
サク 「・・・・・」
やばい!険悪な雰囲気がスタジオを覆っている!
ここはリーダーの俺がなんとかせねば
俺 「まぁいいじゃん、ちゃんと弾けてれば問題ないしそのへんは自由でいこうぜ」
意外とこの安い一言が効いたのかミッチーもそれ以上はつっこまなくなった
しかし問題はそこではなかった・・・
練習曲の歌をアカペラでよっちゃんが歌いだしたのだ。
「・・・ん?」 「おぉ・・?w」 メンバーからポツリと声が漏れる。
そう、彼は音痴だったのだ・・・しかも高音で音痴という聞くに堪えない状況
更に言えば体の割りに 『甘い歌声』 なのだ。
そう言えば彼の歌を誰も聞いたことがなかった。
「歌は心」 という言葉がある。一生懸命気持ちを込めて歌えば良い。
俺もそう思うし人の事は言えないのもわかっている。
しかしこれは 「バンド」 なのだ。
上手くなくても良いが音痴であってはいけないと感じた。
メンバーが俺を見る・・・みんなの目が 「言え」 と言っている・・・
・・・言えない・・・w とてもじゃないが言えない
あんなに一生懸命な彼をボーカルから引き摺り下ろすなんてできない・・・
「よっちゃん、ボーカル向いてなくない??w」
ミッチーだ。彼が全員の気持ちを代弁したのだ。
よっちゃん 「なんで??」
ミッチー 「やっぱりさ、バンドのボーカルってあまり体がゴツイのっていないじゃん?」
そう、よっちゃんは背が高めでゴツイのだ。腕も足も太く筋肉で覆われている。
よっちゃん 「だめかな?」
ミッチー 「ダメじゃないよ。それに声が優しすぎるからロック向きではない感じ」
よっちゃん 「確かにw」
上手い。上手すぎるぞミッチー。
音痴の部分は伏せ、ダメだしするわけでもなく、声がロック向きでないという
別の角度からボーカルに適正ではないという指摘に一同が心で拍手
ここでボーカルの席が空席となる。
もはや音合わせどころではない・・・
サク 「んじゃ俺がボーカルやるわ!」
ふむ・・・サクは目立ちたがり屋で性格も明るくアクションも派手だ。
俺は賛成していたしよっちゃんもそれなら自分は空いたベースをやると言い出した。
つまりボーカルとベースがチェンジ。俺は良いと思った。
しかしそううまくはいかなかった。
えりちゃん 「ボーカルが坊主ってのもねぇ・・・なんかねぇw」
サクは野球部だったので坊主だ。
サク 「・・・・・じゃあいいや・・・
」
またしてもヤバイ!えりちゃんの 『即却下』 に完全にふてくされている・・・
こんなやりとりの最中でも常にドラムを叩くミッチー。
せっかくのスタジオも時間が過ぎてしまい結局一度も合わせられず。
バンドを組もうと発案したのは自分。
でも俺はそんな大それた事をしようと思ったわけじゃない。
ただ気の合う仲間同士でなんとなく流行に乗ってっていう軽いノリ。
メンバーに更なる展開が待ち受ける・・・(つづく)