こんにちは!
龍馬です。
今回は、少し具体的に自店を「第三者」として見ていこうと思います。
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さて、前回、前々回と自店を「第三者的に見る方法」を書きました。
それぞれ真剣に行なえば、今までよりは「客観的に」自店が見られるようになると思います。
「客観的」つまり、「第三者的」に自店を見る必要性は、何よりも大切なことです。
その理由は、
「第三者的」=「顧客視点」=「両面提示」=「自己開示」=「顧客信頼度」へと繋がるからです。
逆に、「第三者的」に自店を見られない店長は、
「非第三者的」=「自己弁護」「他責」で終了します。
この差は非常に大きいものです。
第三者的に自店を見るクセ付けをすることからすべてが始まります。
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「第三者的」に自店を見るためには、ひとつの物差しが必要です。
それは、以前にも書いたかも知れませんが(書いてないかも知れませんが)、
売上の計算式を変えることです。
今までの売上計算式: 稼動×玉単価×設置台数×営業日数を
今後の計算式として:月来店客数×月来店回数×平均遊技金額に変更することです。
前者の中でコントロール出来るのは、「設置台数」のみ。
後者の中でコントロール出来るのは、「来店客数」と「来店回数」です。
(後者を行なうのが、所謂「マーケティング」なのですが。)
前者の計算式で考えると・・・
例えば「稼動を上げるために、1パチを増台する」等の発想に至ります。
後者の計算式で考えると・・・
例えば「来店客数を増やすために、顧客の嗜好を分析する」という発想に至ります。
前者の発想は「店本位」=「非第三者的」。
後者は「顧客主導」=「第三者的」ということになります。
これからの3番店のホール運営では、後者だけが生き残っていきます。
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もうひとつ別の切り口で「第三者」を考えてみます。
よく自店をアピールするにあたって、
「信頼」とか「お客様のために」とか「楽しい○○」とか、「頑張ります!」なんかを
自店のキャッチフレーズにしている店を見かけますが、
私的にはあまり好きではありません。
なぜなら、それは「お客様が感じること」であり、本来こちら側が謳う文句ではないからです。
(もうひとつの理由は、「体験前の期待価値の上げ過ぎ」による逆効果)
言い換えれば、それらは「店本位」=「非第三者的」です。
それらを敢えて謳わずに、「あの店は、そういうこと言わないけど、信頼感があるね」と、
思われてこそ本当の価値ではないかと思うのです。
何もせず、「信頼」「頑張ります!」などを謳うべきではありません。(あくまで個人的な考えです)
要は、「第三者的」に考えると、お客様の視点から、何を言うべきで、又、言うべきではなく、
何をすべきで、何をすべきではないのかを区別することが出来ます。
私達は常に「お客様側」=「第三者の立場」でなければならないのです。
これはキレイ事ではなく、業績向上を果たしているすべての企業に共通することです。
私達の仕事は、「心意気」を売ることではなく、「最高の商品」を提供することなのです。
(心意気は必要です。しかし、胸の内にグッとしまっておいてください。)
何となく、「第三者的」というものが理解出来たでしょうか。
今回はかなり書き方が難しかったです。
よく理解できなかった店長さん、すみません。
「成長思考」を持つことの入口は、「第三者として自店を見ること」でした。
次回は、「店長業務を測定する」について書いていきます。
今回も最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。(^-^)/