機種を売る。 | パチンコ店長の右脳。

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~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは!


龍馬です。


最近、非常に名誉ある役職を頂きまして、大変恐縮しております。


こんな私で良いんだろうかと。







その役職とは・・・







「京町町内会、会長」(`・ω・´)ゞ



男・龍馬、平和な京町を守る為、一生懸命努めさせて頂きます!


京町の平和を乱すヤツは、おれがブッた斬r)`Д゚).・;'∴


(本当は1年交代でイヤでも回ってきます。私が他の町民に比べて


特に『京町ラビンニューな町民』とか、そういうわけではないのです。(--;)


・・・


さて、今回は「機種を売る。」について書こうと思います。


前回までの「各ライフサイクルステージのプロモーション」を念頭に置き、


書いて行こうと思います。


「機種を売る」と「機種を設置する」こととは違います。


前者は「機種をパッケージとして売ること」。


後者は「機種そのものの性能を売ること」です。


「導入機種のパッケージ化」とは、「機種そのもの」に「付加価値」を加え、


それをパッケージとして売り出すことです。


なぜなら再三書いているように、


「機種そのものの性能は、どの店に行っても同じ。」だからです。


3番店の場合は、機種そのものの設置も一番店に比べて遅いか、


または導入されない場合も多いので、


導入した機種をとことんパッケージ化し、競合店の同機種とは別の


来店動機を与えることを念頭に置かなければなりません。


以前、マーケティング発想があるお店の例(①~⑬)でも書きましたが、


それらを考え、実行に移すことがパッケージ化にあたります。


また、「パッケージ化」の他に、もうひとつ必要になってくるのが、


「導入機種の差別化」です。


導入機種に於ける差別化とは、「競合店とは違う機種を導入すること」ではありません。


それをやっていると店は破綻します。


その辺は今回の趣旨ではないので後述します。


「導入機種の差別化」を、分りやすい例えで言うなら「キットカット」辺りでしょうか。


あれはもはや、「チョコ」ではなく、「お守り」ですね。


したがって、同じチョコでも板チョコは、キットカットの敵には成り得ません。


3番店は一番店と「同じチョコ」を店に置いても売れません。


少なくとも一番店と同じ価格では売れませんし、規模も小さいので宣伝も出来ません。


安売りしようとしても「どうせ賞味期限が近いんだろ?」とか、


いろいろな詮索を受け、誰も素直に聞いてはくれません。


だから「チョコを売る」のではなく、「お守り」を売れば良いわけです。


しかも、周りに「お守り」を売っている店がなければ、


「お守りがほしい人」は、全員自店に来店します。


しかもそれは元々チョコなので、「食べられる+お守り」になります。


3番店はこのように、「同じ機種を、違う機種と認識させ」、


「しかもそれを設置しているのは自店しかないと認識させる」ことが必要です。


このように考えると、3番店の機種選びは、以下のようになります。


「競合店とは違うものと認識させられるマーケティングを行なえる機種」です。


3番店の店長は、導入候補機種の性能と同時に、


その機種をどのようにプロデュースするかを常に考え、頭の中で戦略を練らなければなりません。


その考えがまとまったら「導入に踏み切る」のです。

まとまらなければ導入を見送らなければなりません。


「慶次」や「エヴァ」、「海」も例外ではありません。


なぜなら、「まとまらない=マーケティング戦略がない」ので、


どうせその機種を導入しても「競合店よりも遥かに導入効果は薄く」、


「導入しても、しなくても更に引き離される」からです。


「いや、入れないよりは入れた方がマシだろう。」と考えるのが普通だと思いますが、


あくまでその考えは「十分なマーケティング活動を行なっていく」と仮定した場合の話です。


それを行なうならドンドン入れて下さい。


しかし、「十分」かどうかは、店長ではなく、お客様が判断します。


3番店に於いて、何を基準に「入れた方が良い」、「入れない方が良い」を識別する物差しは、


「短期的な稼動」ではなく、「長期的な支持率」なのです。


・・・


上で「導入効果」と書きました。


これについて若干補足すると、


例えば一番店A(800台規模)と2番店B(600台規模)、


自店(300台規模)が同じ機種を導入したとします。


Aは20台、B店は15台、自店は5台の導入だとします。


A(800台規模、20台導入)は、それにより「100の効果」を挙げたとします。


その場合、自店の効果は、


(自店台数5÷一番店台数20)×一番店効果100=「25の効果」ではありません。


台数規模から算出すると(計算式は省きますが)、


A店が20台設置で「100の効果」を挙げた場合、


自店5台導入の効果は、100に対して「25の効果」ではなく、「1.75の効果」になります。


「100対1.75」。その差は57.1倍です。


結果、一番店20台:自店5台=4:1ではなく、それは4:0.35になります。


これのくり返しで、3番店は衰退していきます・・・と、言うより、衰退しています。


実際にそのような経験のある3番店店長は、


あながち「100対1.75」も大袈裟ではないことにお気付きかと思います。


なぜなら、「一番店は1週間満台でも、自店は初日目に既に結構な空き台がある。」ことを


体験しているからです。


しかし上の例は、「既存ホール同士の戦い」の場合です。


だから何も心配することはありません。


3番店は「新興ホール」に生まれ変わるのですから。


・・・


今までこのブログの中で、「3番店はどのようなお店を創らなければならないのか。」に


ついて書いてきました。


私は「やりがいのある店を創る」ことも勿論重要だと思いますが、


それは、「ユーザーに支持される店」、


言い換えれば、「繁盛店を創る」という、確固たる決意の基に実現出来るものだと思います。


それこそが、そこで働く人間の「誇り」又、「価値」になるのではないでしょうか。


ちょっと、回覧板を回さなくてはいけないので、次回、この続きを書いていこうと思います。


今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。(^-^)/