「稼動良好」と「稼動悪化」の分岐点 | パチンコ店長の右脳。

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~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは!


龍馬です。


いつまでも正月気分に浸っているわけにはいかないので、


早速書いていこうと思います。


前回、「一時間当たり6.6人の20%の来店客数を増やす」と、


今まで例として挙げてきた条件の店では稼動が2.1倍に増えると書きました。


また、成功させる為の条件は、以前書いた「自店創造客の20%客層化」と、


「新規客の20%客層化」になりますが、ここで問題になるのは「新規客」の場合は、


「自店の20%客層になる条件を揃えた新規客」でなければならない点です。


ここでのポイントはパレートの法則の「20%の客層を6.6人来店させる。」という事です。


「80%の客層」の方ではありません。


「80%の客層」は何で来店するのか・・・


新台入替とか、イベントで来店します。


・・・


以前、「20%の客層に近い、80%の客層」を取り込む条件としては、


「自店が来店客の人生の中に登場する店になること。」だと書きました。


詳しくは後述しますが、ずっと以前に書いた「自己投影」が基本になります。


現在、その客層(自店創造客、新規客)は、


完全な「見込み客」ではなく、かといって「顧客」でもありません。


(お客の分類に関しては、過去記事を参照願います。)


その中間の「お客」に最も近いでしょうか。


その「お客」の特徴は以下のように挙げられます。


①パチンコ遊技に関して、冷静な判断が出来る。


②パチンコ遊技をしなくても特にストレスを感じない。


③パチンコをやめることも出来る。


④煽られにくい。


⑤比較的経済的な余裕がある。


⑥パチンコは程々に好き。などです。


この「お客」をワンランク上の段階に引き上げるのが、店長の重要な役割になります。


上の①~⑥を見て頂いてもお分かりのように、


彼らは非常に「冷静」です。


実はこの特徴が、「ネック」でもあり、また「チャンス」でもあるわけです。


彼ら(自店創造客、新規客)を自店の「20%の客層」に取り込むことが出来れば、


自店の稼動は「31,734」になるわけです。これが「チャンス」の方です。


既存ホールでは、この客層を取り込むのに非常に苦労し、また諦めたりします。


有効な施策を思い付かないため、「新台入替、イベント」に走ります。


しかし、彼らは「冷静」なので、すぐに「顧客」にはなりません。


なぜなら、どこも同じような新台入替、イベントを行っているからです。


これが「ネック」の方です。


・・・


話が若干逸れますが、


チラシが完全に「見込み客向け」になっているのは、この辺りに原因があります。


(お客の取り込みに成功しない。)


「お客」をターゲットにして長期的戦略を組むより、「見込み客」をターゲットにして、


「短期的な稼動を得る」方が楽だからです。


煽って、煽って、煽り倒して、見込み客中心の「短期的な稼動」を得ようとします。


店側は、「見込み客は無尽蔵に存在する。」と思っています。


しかし、「無尽蔵」ではありません。


だから遊技人口が減っているのです。


これを続けたら、この業界は滅びます。もうその傾向は始まっています。


・・・


これからの集客のキーワードのひとつは「お客の顧客化」になります。


「お客」が「見込み客」になってしまうのか、


「お客」が「顧客」になるのか・・・


実は、稼動の良い店、悪い店は、すべてここで分類されます。


あまり色々な事を難しく考える必要はありません。


「お客を顧客にする。」この施策だけで半分以上は解決です。


次回はこの部分をもう少し掘り下げます。


今回も最後までお付き合い頂きまして有難うございました。(^-^)/