こんにちは!
龍馬です。
さて、今回は「好感度アップ施策」の中の、「店内販促物」について書こうと思います。
「店内販促物」の必要性は、①共感、②歓迎感、③美観のすべてに当てはまりますが、
主な役割は、「①共感」を呼び起こすことです。
まずは、「店内販促物」の中の「販促POP」について見ていきます。
「販促POP設置の目的」は、お客様がそのPOPに気付き、立ち止まり、書いてある内容に共感し、
その通りの行動を取ってくれるように持って行くことです。(お客様が共感した状態。)
以前にも書きましたが、「新台がなかったのが、稼動低下の原因」ではなく、
「お客様が、店側が意図した行動を取ってくれなかったのが、稼動低下の原因」なのです。
例えば、一番店と自店の違いを見てみましょう。
一番店は、海物語が80%稼動、自店は30%だったとしましょう。
考えられる要素は、
①台数規模の違い。
②広告宣伝の量の違い。
③広告宣伝の質の違い。
④景品額の違い。
ここで一番店に勝てる要素は何があるでしょうか。
③広告宣伝の質の違い。の他にはありません。
3番店は、一番店よりも「広告宣伝の質」にこだわり、徹底的に施策を行っていくしか
道はありません。
(この問題に関しては、チラシなども含まれますが。)
今一度、私たちのお店に設置してある「販促POP」を確認してみましょう。
そこに書いてある内容は、「お客様が、店側が意図した行動を取ってくれる
可能性が高いPOP」でしょうか。
「店側」が謳いたいことばかりが目立ってないでしょうか。
もしそうであれば、「既存ホールの中の争い」から抜け出せていない状態です。
「新興ホールのPOP」は、そうではありません。
「新興ホールのPOP」は、「お客様が、店側が意図した行動を取ってくれる可能性」を追求します。
そうでなければそのPOPの意味はなく、即撤去すべきです。
3番店には「お客様との信頼関係」がありません。
くどいようですが、だから3番店なのです。
3番店の「打ってください!」というPOPはお客様の心に届きません。
なぜなら、今までそれでお客様は痛い目に遭ってきたからです。
パチンコの勝率は3割程度だという事実を考えると、
「打ってください!」が、どれ程無謀かよく分ります。
店側が赤字営業をしても、7割前後のお客様は「あの店は、うそつき。」と感じます。
(一番店は、景品額の高さから「うそつき」にはなりません。
「打ってください!」はOKになります。なぜなら、負け客のうちのライト層以下は、
「アレ程出していたのだから、自分の引きが悪かった」と、思うからです。)
しかし、私たちはそのPOPを使って、「初めてそのPOPを見た新規客から利益を挙げようとします。」
結果、既存客も新規客も店へ来なくなります。
・・・
少し話しが逸れます。
では、「打たないでくださいPOP。」はどうでしょうか。
例えばMAXタイプのPOP。
「○○な人にはお薦めしますが、○○な人にはお薦め出来ません。」
返す刀で、「そんなお客様には○○をお薦めします。」
このPOPを見てお客様が仮にそのMAXタイプを打たなかった場合、
「お客様は、店側が意図した行動を取ってくれた」ワケです。
言い換えれば「共感した」のです。
この「共感の積み重ね」がリピーターを増やします。
(もちろん、「○○をお薦めします。」の方は、ある程度の調整をしておく必要がありますが。)
3番店において、「打ってください!」は、「短期的施策」です。
「打たないでください。」は、「長期的施策」になります。
もちろん全部が全部そうでなければならない。という意味ではありません。
「打たないでください。」という部分があるからこそ、
「打ってください!」が、お客様の目に留まるのです。
※このような演出を行うのは、「ストーリー」であり、「パーソナリティ」になります。
さらにこのようなPOPには、「POPデザイン」が大きく絡みます。(デザイン後述。)
・・・
大分、話が逸れました。
私たちは今まで「稼動」を上げようとしてきました。
しかし、これからは「来店客数」を増やす施策に切り替えなければ、
3番店はおろか、業界自体も衰退していきます。
「稼動数は、来店客数によって左右される」。
3番店は特に、そのように考える必要があると思います。
POPひとつ取っても、それはお客様に共感されるモノでなければなりません。
「共感」が「来店客数」を増やします。
そして「共感」が口コミを発生させ、新規客を連れてきます。
・・・
なんか、色々書きすぎて、店内販促物の説明になってるかどうか心配ですが、
次回も引き続き、「店内販促物」について書いてみようと思います。
今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。(^-^)/