「記録」より「記憶」 | パチンコ店長の右脳。

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~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは!


龍馬です。


風邪も少し良くなり、心配して頂いたみなさんに感謝感謝です。


ありがとうございます。m(..)m


更新前にペタ、コメント返信が出来ず申し訳ありません。


追ってお返事させて頂きたく思います。m(..)m


・・・


さて、前回まで「ポジショニング」について書いてきましたが、少しまとめてみます。


①ポジショニングは、「ストーリー系+出玉系」


②ポジショニングは、「出玉系施策の軸」


③ポジショニングは、「自店に来店してもらうための決定打」


④ポジショニングは、「ユニーク」、「シンプル」でなければならない。


⑤ポジショニングが、「口コミの源」になる。


⑥「単なる差別化」は、ポジショニングにはならない。


⑦「コミュニケーションの量、時間」より「どう伝えるかの質」が大事。


⑧ポジショニングは、「同じモノをあたかも違うモノに見せてしまう」方法。


⑨既存ホールは「イノベーション」で集客。(シェア率16%)


⑩新興ホールは「ポジショニング」で集客(シェア率84%)


⑪ポジショニングは、「店側」ではなく、「お客様側」の認識で決定する。


「ポジショニング」の前に「ストーリー」と「パーソナリティ」について書きましたが、


それら3つの関係は以下の様になります。


①(来店前)新規客に対して、「ポジショニング」で来店動機を与え、


②(初回来店)「ストーリー(自己投影型)」と「パーソナリティ(好かれる人)」で自店のファンに取り込み、


③(リピート)再来店を促す。


さて、今回は上の①~⑩の続きを書いていこうと思います。


今回で「ポジショニング」に関しては具体的にご理解頂けるかと思います。


・・・


お客様が遊技をしようとする場合、まずは複数の店舗を候補とします。


この時に頭の中に浮かぶのは「ポジショニング」のある店だけです。


ここでほとんどの店が脱落します。


今までのパチンコ店における「ポジショニング」は、


「新台入替」「台数規模」「イベント」「設備」などで構築されてきました。


それ以外の選択肢がなかった為、お客様もそれらを「ポジショニングの基準」にせざるを得ませんでした。


言わば「既存ホールのポジショニング」すなわち「イノベーション」です。


さらに付け加えて置きたいのは、「一番店が全てのポジショニングにおいて一番。」という異常さです。


これを「認識の連鎖」と言います。


ある1つのポジショニングが圧倒的に優れている場合、他の「サブポジション」までもが


お客様の中で実力以上に、また過剰にクローズアップされ「一番」になってしまうのです。


(新興ホールは、一番店を視界に捉えた後、追々この戦略を使っていきます。


この戦略は「出玉系5機種の結束」の中で説明します。)


このような現象は、パチンコ業界以外に見当たりません。


いかに3番店以下が「何もやっていなかったか。」がよくわかります。


一番店のような「万能選手」よりも集客出来る店にする方法はひとつしかありません。


「記録」より「記憶」に残る店を創るしか道はないのです。


ここで野球選手の例として2つのポジショニングを挙げます。


A.「ピッチャーも、キャッチャーも、セカンドも、ショートも、外野も全部守れる選手」。


B.「キャッチャーしか出来ないが、盗塁を100%刺せる選手」。


Aのような選手は、他にもゴロゴロ居るので自分を売り込む為に、ありとあらゆる手段とお金を


掛けなければなりません。


反面、Bのような選手は、よく新聞などで話題にされます。言い換えれば「口コミ」です。


もう本人が逃げたくなるほど、その選手の話題で持ちきりになります。


誰も彼が「でも足が遅い。」なんて言いません。


それはなぜか。


80%の人間は「好意的な口コミ」に対しては「好意的な返答を返す」からです。


それは「好意的な口コミそのもの」より、「口コミをした人との関係」を重視するからです。


そこに「コミュニティー」が生まれます。(「口コミからコミュニティーへ」は後述。)


・・・


さて、もう一度、上の野球選手の例を見てください。


「ポジショニング」は、「自店がお客様に対して謳いたいメッセージのうち、最もお客様に響く


情報」を選び抜かなくてはなりません。


「ファーストも守れる」けど、「盗塁が95%刺せるキャッチャー」ではお客様の記憶が薄くなります。


「ファーストも守れる」し、「たまに外野」も守る。その上「盗塁が90%刺せるキャッチャー」。


これはもうお客様の脳内では「完全に普通の選手」です。


これと似たような事を3番店以下の店はやってしまいます。


(事例は省きます。お分かりかと思いますので。)


お客様は「あれもこれも知りたい。」のではなく、「特別なひとつ」を知りたいのです。


それが「明確な来店動機」なのです。


3番店以下の店が参考にすべき代表的な野球選手は、


清原、新庄、そして・・・あぶさんではないでしょうか。


(清原に関しては「無冠」だった事が「自己投影」に繋がりました。)


・・・


「3番店以下の店の成功」は、「コミュニケーションの延長線上」にあります。


「情報量」ではなく、「いつ」「誰に」「何を」伝えるか。を考えなければなりません。


くどい位「ポジショニング」について書いてきましたので、


それがどういった物かご理解頂けたかと思います。


上でも書きましたが「ポジショニング」が定まらなければ、


「ストーリー」も「パーソナリティ」も力を発揮出来ません。


そこをご理解頂ければと思います。


次回は「3番店以下の店のポシショニングの決定」について書いていきます。


今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。