最適な戦略の立て方。 | パチンコ店長の右脳。

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~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは。


ロイです。


今回は「最適な戦略の立て方」ですね。


ちょっと、堅苦しい書き方に疲れてきましたので、


たまに脱線するかも知れませんが、ご勘弁を。


「最適な戦略の立て方」ですね。


簡単に説明しようと思います。


戦略を考える前に、まず、もっと根元の部分を決める必要があります。


それは、


①競合店と同じ土俵で勝負する。


②競合店と違う土俵で勝負する。


「なに言っちゃってんの?」という話かも知れないですけど、


これ、意外と重要だと思うので書きます。


前回、「競合店に勝つことが戦略ではない。」と書きましたが、


これは納得いただけたかと思います。


①、②で「競合店」に焦点を当てたのは、もっとも早く自店の戦略を達成するためには、


競合店からどれだけのお客様を自店に呼び込めるかが重要だからです。


まず、①について考えてみることにします。


・・・普通に考えて、ほとんどの店は「ムリ」ではないでしょうか。


ランチェスター理論第二法則を基にパチンコ台数規模の優劣に当てはめた場合、


3店舗以上の競合同士の場合は、競合店の中に1000台の店があるとすると、


自店の最低必要台数は547台になります。


客数で行くと、ぞっ!とする差が出ます。0人:866人です。


※ラガード比率(後述)があるので0人にはならないんですけど。


しかも、これは同じ新台機種、同じ台数、同じ設備など、


すべて同じ条件を整えた場合の数字です。これ自体もだいぶムリがあります。


それほど、設置台数が多いというのは競争優位性が高いのです。


これが設置台数で考えた場合の①の限界です。


①は、市場シェアに焦点を当てた、顧客獲得の考え方です。


では次に②について考えてみたいと思います。


「競合店とは違う土俵で勝負する。」


・・・出来るのでしょうか。


先程、①は「市場シェアに焦点を当てた、顧客獲得の考え方」と書きました。


新規店舗の設置台数の決定は、今後、競合になるであろう店に対して、


「市場シェア獲得で完全に優位に立てる設置台数」の理論値からはじき出されています。


「市場シェアを1000台の店よりも多く獲得する」という考え方は物理的に不可能なのです。


唯一、方法があるとすれば、1000台の店の倍以上の宣伝広告を行うことです。


宣伝広告と言うのは、新台経費、イベント放出額なども含まれます。


出来るでしょうか。。。ムリですね。


くどいようですが、「市場シェア獲得」はムリです。


では、どうすれば良いのでしょうか。


・・・


「市場シェア獲得」ではなく、「顧客のマインドシェア獲得」に焦点を絞るのです。


これが②です。


「顧客のマインドシェア獲得」における「1番店に対する2、3番店の顧客獲得比率」は、


5:3:1です。この数字は顧客の購買行動から割り出した数字です。


自店が5を獲得するのは可能なのです。


台数規模で劣っていても、顧客のマインドを掴めば競争力は発揮できるのです。


しかもそれによって多額な経費が掛かることもありません。


必要なのは、「優れた戦略」と「店長の覚悟」です。


次回は、「パチンコ店における顧客のマインドシェア」について書いていきたいと思います。