前回のDBSA・・・一星龍との闘いから一年の月日が流れた。地球は平凡な日々を送っている。ベジータは存在しないカカロット(悟空)を目標に修行を重ねる。一方悟飯とパンも修行に励んでいた。
パン
「じゃあ、続きやろうよ!」
悟飯
「ああ」
その時、二人の前に悟天が現れた。
悟天
「やってるね!!」
悟天は近くにあった、大きな岩に座った。
悟飯
「悟天、お前も組み手するか?」
悟天
「いや、僕は見てるよ!」
悟飯
「そうか!パン、やるぞ!!」
パン
「うん」
二人は互いを見合い、笑みを浮かべた瞬間、姿を消した。
暫くの間、悟飯とパンの姿が無い・・・。
その時、「ド~ン!!」という音と共に、二人は上空に現れ、互いの顔に拳を放り込む。
パン
「ぐ・・・ぐっ!!」
悟飯
「ぎ・・・ぎっ!!」
互いに距離を取り、物凄い速さで突進する。
互いの拳と拳・・・蹴りと蹴り・・・が激突し、激しい格闘の打ち合いが起こる。
パン
「はぁぁぁぁ・・・!!」
悟飯
「だぁぁぁぁ・・・!!」
悟天
「(心の中)わぁ~・・・二人共凄いな!!」
激しい大声と共に、激しい打ち合いの影響で大きな突風が走る。そして打ち合いは止まる。
悟飯
「やっぱり、強くなってるな!パン」
パン
「へっへっ・・・!」
場面は、カメハウスへ・・・
クリリン
「悟空の奴・・・一体何処に行ってしまったんでしょうね?」
亀仙人
「・・・・・ああ」
亀仙人は少し分かっているような表情を浮かべる。
18号
「死んじまったんじゃないの?」
クリリン
「そ・・・そんな事言うなよ!・・・・・ご・・・悟空なら」
皆
「・・・・・」
クリリン
「だ・・・だってさ、フリーザとの闘いの後も、死んだと思ったら、生きてただろ・・・?」
18号
「フリーザ?誰なの・・・そいつ?」
クリリン
「(心の中)あ・・・そうか!18号はフリーザの事、知らないんだ・・・」
クリリンはナメック星での激闘を18号に説明した。
18号
「へぇ・・・そんな事があったんだ!でも、弱いんだろ?」
クリリン
「お・・・お前なら楽勝だろうな・・・」
場面は、神殿(天界)へ・・・
デンデ
「さっきから、嫌な予感がします・・・」
ポポ
「?」
デンデ
「また、この地球・・・いや宇宙全体が大変な事・・・に!」
ポポ
「!?」
デンデ
「も・・・もう少し様子を見ましょう!」
ポポ
「うん」
デンデの予感は当たっていた。地球で、消滅したはずの奴が目覚めてしまった。
?
「お・・俺は死んだはずじゃ・・・」
?は起き上がり、周囲を見回した。
?
「なぜだ!俺はあの時・・・」
?の正体は、悟空に恨みを持ち、悟空を殺そうと戦士達を苦しめた敵戦士・・・。
そう、あの伝説の超サイヤ人・・・その名はブロリーであった。
ブロリー
「カカロット~~!!!」
ブロリーは両方の拳を握り締め、周囲に黄金のオーラを纏い、どんどん膨れ上がる筋肉と共に、伝説の超サイヤ人に変身する。
SSJブロリー
「すぐに楽にしてやるぞ!カカロット~~!!!」
SSJブロリーは猛烈な速さで、飛んで行ってしまった。
そのSSJブロリーの気に・・・気付いた戦士達。
悟飯
「こ・・・この気は!?」
悟天
「ま・・・まさか!?」
悟飯
「パン、家に戻ってなさい!」
パン
「あ・・・うん」
悟飯
「悟天!お前は着いて来い!!」
悟天
「分かってる!」
平和な地球に生きていた伝説の超サイヤ人ブロリー。
悟飯と悟天・・・二人はブロリーに対抗出来るのか?
地球の運命を掛けた闘いが、始まろうとしている。
第2話完!