書類の断捨離で、第二子妊娠中に受けた出生前診断の結果を見返してみた。診断を受けた当時はたいして見てもいなかった資料。だって、全項目異常無しだったから。健康優良児を生んだ後に見返すと、当時の私の判断力の高さにブラボー。


日本では出生前診断を受けるかどうかで悩む人がいるらしい。そもそも、こういう検査を受けずに脳内お花畑で妊娠期間を過ごし、障害児を産み出す人もいるらしい。私からしたらお気楽で良いですね、としか思わない。


染色体の問題。認定機関のNIPTを受けたが(約10万円)、代表的な染色体の問題はあまり恐怖ではなかった。だって、検査で確実に分かるから。22週までに確定できれば中絶できる。


身体や臓器の形態異常。これが発見されたらNIPTでは検査されない稀な染色体異常の可能性があるから、それなりに怖かった。この恐怖に立ち向かうため、16週のとき中期精密超音波検査を、妊婦健診とは違うアプローチで自費でお金を払って受けた(約6万円)。何かしらの奇形が発見されたら、マイクロアレイ分析の羊水検査(約30万円)を受けるつもりだった。



自画自賛ポイントは、中期精密を18週頃ではなく、早め早めの16週で受けたこと。18週で中期精密を受け、奇形が発見され、それから羊水検査してもマイクロアレイ分析は結果が出るのに時間がかかり、22週までに間に合わなくなるリスクが高い。中絶出来ないのなら大金払って羊水検査までする意味がない。このため、クリニックにしつこくお願いして16週で受けさせてもらった。

中期精密の検査項目は以下の通り。大抵の奇形はカバーされている。

障害児を産んでしまった人の言い訳でよくあるのは、産まれる前は分からなかった、出生前診断には限界がある、というもの。たしかに限界はある。ただの知的障害や、筋肉や皮膚の遺伝性疾患はたしかに分からないだろう。しかし、上記のようにたくさんの検査項目がある。大抵の先天性奇形はカバーされているのではないか。事実、私が中期精密を受けたときも、特に心臓は念入りに見ているのが素人的に分かった。産まれる前は分からなかった、のではなく見つけてやろうと自分で考え行動しなかっただけだろう。

妊婦健診でも毎回エコーはしているけど、見ている視点が出生前診断とは異なる。妊婦健診は生きているかどうか、規定の枠内に胎児が収まっているかどうか、だろう。

障害児の延命に大金かけてる謎な日本社会。そんな無駄なことするぐらいなら、出生前診断を全妊婦強制にしてタダにしてほしい。出生前診断はどんなに高額でもせいぜい50万。障害児の延命にかけるコストと比べたらミジンコのような安さ。

そして、個人的には出生前診断では見つけられないただの知的障害への支援を手厚くしてほしい。親がかわいそうだから。