子を想う親、親を想う子 | 琉球ドラゴンアート

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いいお話を見つけたので
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ある方のお嬢さんが
中学の時不登校になった。

校則で禁止されている
髪を染めピアスを開け
大人が困るだろうと
思うことをやり続ける。

お母さんは
「この子は自分のお腹から産んだ子、
    ならばこの子がやる事は
    全て受け入れようと思った。

〈悩みは腹をくくるまで〉

そして
「例えば裸で街中を歩く様な事をしても、
   他の人と同じ様な非難などしない」
と腹をくくったという。


学校に行かないので
期末試験も受けない。
親に渡された通信簿はオール1

お母さんは家に帰って
お嬢さんを居間に呼んだ。

怒られると思って
いやいや不貞腐れた態度で
やってきたお嬢さんに
お母さんはこう言った。

オール1はこんな景色だ

1  1  1 1  1  1  1  1


「電信柱ばかり並んだ通信簿なんて
   滅多に見られないものを
   見せてくれてありがとう」
てっきり怒られると思っていた
お嬢さんはキョトンとしている。



〈どんな話でも 相手が聞けるタイミングがある〉


「あのね、一所懸命勉強してこの成績だったら
    親も心配しなきゃいけないけと、
    勉強していないんだからこんなもんだ。

でもね、
あなたはとても頭のいい子だから
何も心配していないよ。

勉強が嫌ならしなくていいから、
その代わりなんでもいいから
自分で食べていける職を身につけなさい。

靴磨きでも、サーカスでも
なんでもいいから日本一か
世界一になるほどその技を磨きなさい。」
と話したという。

親の揺るがぬ態度は
お嬢さんにも通じました。


そのお嬢さんは
中卒で働きました。

そしてその仕事ぶりと
優しさに惚れた男性は
大卒のとても素敵な青年です。

お2人はやがて結婚しました。





ある日のお婿さんとお母さんの会話、
「お母さん妻は少し変なところがあるんです」
一緒に買い物に行く時、
お母さんが好きなお菓子を見つけると
嬉しそうに「これお母さんが好きなの」
と言って買うんですよ。

それはどこのスーパーにも
売っているものです。

僕は
「お母さんの住んでいる街にも売っているよ」
と言っても、
妻は毎回そのお菓子を見つけると買うんです。

そして帰省するとお嬢さんは
スーツケースの中から6個も7個も
そのお菓子を嬉しそうに出して
お母さんに渡すのです。

お婿さんは何にも言わないで
微笑んで見ています。


それぞれの子育てがあるでしょうが、
親の願いは最終的にその子が幸せになること。

その方は「教育とは忍耐と信頼です」
と教えて下さいました。