ふじみ湖 | 琉球ドラゴンアート

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発酵ヘンプ「麻ほうの手あて」龍と言霊「ドラゴンアート」

at 2002 10/23 07:17 編集


早朝から電車に乗り、ふじみ湖に行きました。
茨城県の笠間駅からレンタサイクルで
地図を見ながら進む・・・
途中、笠間稲荷神社というのが目に入り寄り道。
何でも日本3大稲荷のひとつらしい。
稲荷といえば稲荷寿司なのだが、
朝早くて、お店は準備中だった。
田園風景を見ながら自転車を漕ぐ。
地図上には存在しないふじみ湖の看板が
だんだん増えてくる。
「ようこそふじみ湖へ」
たどりついた山の入り口には
「杖をどうぞ」と竹が何本も置いてあった。
「へびに注意」の看板の可愛い絵に笑いながら、
坂道を進んで行く・・・
目的地である見晴台に登って湖を見下ろす。
青い、デカイ、これが全部湧き水だと思うと
飛びこんでみたくなった。
とんぼがいっぱい飛んでいて、虫の声が心地いい。
下に降りていきたいのだが、すべてフェンスで囲われていた。
「ペンチ持ってくりゃよかった・・・」
いや、それはまずいか(笑)
有刺鉄線の向こうには富士浅間神社が背を向けていた。
さんざんお願いされてきて、今度はゴミ処理場にされる
神さんの気持ちはどんなだろう・・・
見晴台のそばには記帳ノートがあり、いろんな意見があった。
「行政は何をやってるんだ」
「貧乏ってやだね、金のためならこんなことするんだ」
この山は私有地であり、ふじみ湖というものは
存在しないというのが地主の意見であり事実。
採石してたら勝手に水が湧いてきた穴。
地主にしてみれば、今になって叩かれるのは
納得がいかないのだろう。
こんなことになるまでゴミを出しつづけるのは誰?
そんな行政を支持してるのは誰?
これは自分達の昨日までの答えだと思った。
自然に対して申し訳ない気持ちになり、ちょっと泣いてみた。
消費者が生活態度を改めない限り、こういう問題は続く。