あなたは牛乳を買うときには乳脂肪率を気にしますか?
「乳脂肪分3.5%」が普通だけど「乳脂肪分4.2%」の濃厚牛乳なんてあったね。
若い頃、身体作りをしている時には、乳脂肪分が多いとコクがあって美味しいような気がして、栄養も高いような気がして、なんとなく有り難かったのですが・・・・。
ところが、この乳脂肪率にはこんなわけが・・・・・。
酪農家は牛乳の値段を自分で決めることができない。つまり「乳脂肪分3.5%」というのは酪農家から牛乳を買い取るときに、乳業メーカーが独自に作った基準であるということ。
乳業メーカーって分かりますね。雪印とか森永とかですね。そうした大企業が酪農家から牛乳を買い叩くために作ったのが「乳脂肪率3.5%」という基準なのです。
ここまでは、まだ何だか分からないですね・・・・・。
つまり、こういうことです。牛を自然放牧で飼育した場合は、春から夏にかけて青草を沢山食べて、その乳牛たちが出す乳は、脂肪分やタンパク質の成分が低くなり、乳脂肪率が3.0%近くまで下がります。
暑くなれば脂肪分が減るのは牛の生理として自然のことなのです。自然放牧された牛からは一日15kgの牛乳を絞るのが限度だといわれています。
しかし、せっかく健康的に育てた牛から出た牛乳が乳脂肪率を3.5%以下だと乳業メーカーは安くしか買ってくれません。
乳業メーカーは乳脂肪率3%の牛乳が一番健康的で安全な牛乳であることを知っているのです。でもそれを言うと安く買えないので乳脂肪率3.5%でないと買わないと言っているのです。
困った酪農家は農協に相談します。すると農協は提案します。「放牧酪農をやめて、牛舎に牛を囲い、その上で農協が勧める濃厚飼料を多く与える」ようにしましょう。そして飼料は農協が手配します。
なんか胡散臭くないですか・・・・・。
ここで農協が勧めている「濃厚飼料は米国からの輸入飼料」であり、これを仲介したのが農協です。ここでも「アメリカの飼料」の存在が出てきます。
私は北海道は牛の天国だと思っていました。放牧された牛が青々と茂った牧草を食べて元気に歩き回り、そして夕暮れには、牛乳を搾ってもらい。一日が終わるんだと。
でも本当はそんなことはなくて日本の乳牛の97%は「囲い飼い」されて、機械的に牛乳を生産させられているのです。
なぜなら・・・・
牛を放牧して飼育すると運動でエネルギーが奪われてしまい乳量が少なくなるので、牛を囲い飼いをして運動量を制限します。
そして栄養価の高い穀物飼料と高カロリー・高タンパクの配合飼料(カルシウム・ビタミン類・酸化防止剤・魚粉・脱脂粉乳などを添加)を大量に与えられます。
これで、囲い飼いした乳牛からは一日で30kgもの牛乳を「生産」するようになります。
しかし、囲い飼いされた牛は運動もできなく、本来草食の牛が自然では食べない穀物飼料を与えられるのですから牛の胃は本来の反芻消化ができなくなり、内臓など身体への負担は大きくなります。
必然的に牛は健康状態に慢性的な問題を抱えて、病気になりやすくなります。ここでさらに、頻繁に抗生物質・栄養剤・強肝剤が打たれます。
牛の本来の寿命は約20年ですが、囲い飼いされて薬づけにされた牛は6年前後で廃牛となります。私たちはこうして出来た牛乳(乳脂肪率3.5%)を乳業メーカーから飲まされているのです。
日本では、乳業メーカーが「牛乳は栄養価が高いから育ち盛りの子供はもちろん骨が弱くなる老人に一日一杯の牛乳を飲みましょう」と言っていますが、こんな牛乳をあなたは飲みますか?
私は牛乳は何年も前から飲んでいません。前のブログでも書きましたが「牛乳は子牛が乳離れするまで飲むもので本来離乳した人間が飲むものではない」と知ったからです。
ですから人間が牛の乳を飲むと下痢をしたりするのは正常な拒否反応なのです。腸が弱いから下痢をしたのではないのです。
上述のように酪農家として牛を飼育している人は、農協という大きな権力で安全な牛乳を造ることも売ることもできないように制限されているのです。その陰で大企業の乳業メーカーが儲けているわけです。
薬漬けにされた牛から絞った牛乳に何の価値があるというのでしょうか。国民には食の安全を要求する権利があると思います。
農協が穀物飼料をアメリカから買わなければいいのです。そして安全で健康的な酪農を指導しなければなりません。
他国や大企業の側に立って利益を守り、国民の食の安全を無視するような農協のやり方は完全に間違っています。いや狂っているとしか言えません。
こうした負の連鎖を止めるのには、自然の摂理を無視して作られた、安全でない食品は買わないことです。
もし牛乳を飲むなら放牧飼育された健康な牛から絞った「乳脂肪率3%」の安全な牛乳を飲みたいと思います。そういう牛乳なら子供に飲ませても安心です。
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80年代にタイガーマスクというプロレスラーがいました。彼の一番のライバルがダイナマイト・キッドです。彼は筋肉モリモリでいつもカミソリ・ファイトをしていました。
最近、彼の近況が分かりました。なんと彼は車椅子生活をしていたのです。現役の時に筋肉を保つために筋肉増強剤やステロイドなど薬物を大量に使ったために肝機能障害になってしまったのです。彼は私よりまだ若い50代です。なんということでしょう。
人間だって牛だって自然の摂理に逆らった方法で大きくしても、不健康で寿命が短くなるだけです。
by Yasuo