シーピープラス<CP+>2017(その11) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

2月下旬にパシフィコ横浜で開催されたシーピープラス2017にて。
葉月のりさん=Adobeブース。





カメラがフィルムのみ対応だった時代は専門のラボで写真にする必要があり、
いわゆるDPE(現像・焼付・引伸ばし)と呼ばれる一連の工程を経てプリント化。
それがデジタル化で一変して写真を「画像」として処理・保存できるようになり、
プロユースから気軽な加工まで様々な専用ソフト(アプリ)も用意されています。



アドビシステムズさんは高度な画像処理が可能な様々なソフトを開発・販売。
「Illustrator」や「PhotoShop」は世界中のクリエイターが愛用している定番で、
画像の処理という表現に留まらない「作品」作りに欠かせないツールと言えます。
CP+でも毎年お見掛けしていた気がしていますが、今回の出展が十年振りとの事。
(十年前はCP+ではなかったので、前身であるPIE時代以来の出展という意味の筈)
今回の出展では「Lightroom」や「Photoshop」の活用方法をセミナーを中心に紹介。
加えて、同社のエヴァンジェリストとして有名なジュリアン・コストさんも来日して参加。
(アドビ製品の紹介ビデオ=学習コンテンツに出演している女性として有名です)
他の大手メーカーブースとは一味違った、アカデミックな雰囲気が漂っていました。




出展ブースはセミナー用のステージと観覧席が大部分を占めるシンプルな構成。
ステージと背景の壁面を黒、それ以外の部分に白も交えてコントラストを付けて、
敢えて無機質な雰囲気が漂う空間造りに徹する事でアカデミックな雰囲気を演出。



ブースの左右側面に展示コーナーを設けて、同社製品や仕上がり見本等を展示。
(写真を楽しむ為のCreative Cloudプラン(月額980円)等を紹介していました)
本格的に写真に取り組んでいる来場者であれば最低限の情報を把握している筈で、
リアルの機会だからこそ得られる知識や情報を重視していたが伝わる光景でした。
セミナーの開催中は、メイン通路沿いまで観覧者達が溢れるぐらいの盛況振りで、
ブース全体のデザイン・構成の妙が伝わるきれいな写真を残す事ができず残念…。
それでも、アドビさんのブースを目にする機会が少ない現在、レアな記録かも。




メイン通路沿いには呼び込みを担当するコンパニオンさん達が常時数名ずつ常駐。
セミナーがメインなので、それ以外のコーナーを含めて極めてシンプルな運営で、
葉月さん達のユニフォームもコンパニオンさんであるのが一目で分かるデザイン。
ブース全体のイメージに合わせて、それを損なわないような控えめなデザインで、
セミナーで大混雑したブースに初めて足を運んだ際は、葉月さん達に気付かず…。
言い替えれば、そのぐらいセミナーに特化して割り切った運営に徹していたので、
目的意識をはっきり持ってブースを訪れた来場者達にとって居心地が良かった筈。