9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
大島奈々さん＝ALIENWARE（DELL）ブース。
スマホやタブレット等のモバイル端末がPCに取って代わる勢いで普及する中、
（日常生活レベルに限ればPCの必要性を感じない世代も出現している様子）
ゲームの世界では高精細なグラフィックを駆使した大作ゲームの人気が根強く、
迫力のビジュアルを大画面で楽しめるゲーミングPCが数多く販売されています。
グラフィック処理における高速化に加えて、マウスやキーボードも高機能化して、
派手なイルミネーションに代表される、いかにもゲーム向けらしい演出も加えて、
オンラインゲームの大会に足を運ぶと、もはやエンタメコンテンツという雰囲気。
その代表的なブランドの一つが、デルさんの「ALIENWARE（エイリアンウェア）」。
元々は独立した企業だったそうですが2006年にデルさんが買収して傘下に収め、
「宇宙最強のゲーミングPC」というキャッチフレーズで、様々なモデルを展開中。
その名の通り、エイリアンの顔を象ったロゴと共に記憶している方々も多い筈。
東京ゲームショウへの出展は、2014年に本格的な単独ブースを設けて以来。
今回もその流れを汲んで「ALIENWARE」を展示や試遊・ステージイベントでPR。
5面の曲面ディスプレイを備えた「エルダー・スクロールズ・オンライン」の試遊や、
今年のトレンドであるVRゲーム体験を「HTC Vive」「Oculus Rift」で楽しめました。
イベントステージでは、同社スタッフによる新製品の最新機能や新情報の紹介や、
著名ゲーマーによるコロプラのVR格闘ゲーム「STEEL COMBAT」対戦セッション等、
ハイレベルなe-SPORTSの現場を支える同社製品の魅力が直接伝わって来る内容。
「競合他社も多数出展している会場内で最も差別化に繋がるのは製品自体の魅力」
という大原則に忠実な、その意味ではオーソドックスで手堅い出展風景でした。
2014年の出展ブースは、外観も内装も全て黒を基調にしたクールな構成でしたが、
インテルさんと大々的にコラボした今回は、基調色を白に変えて、イメージ一新。
（インテルさんの公式サイトを見ると、白ベースに青いロゴの組み合わせです）
ブースの外周沿いを白いパラペット状の外壁で囲って、全体の外観を視覚化。
全体写真の右側を見ると、壁面の真ん中をくり抜いて空間的な抜けを作っていて、
それがブース全体のデザイン面でのアクセントにもなっているのが伝わる筈です。
ブースの奥に、競技大会やトークショー等を行うコンパクトなステージを設置して、
それを取り囲むように「ALIENWARE」のPCを体験できる展示台をバランス良く配置。
パラペットや展示台のロゴを見ると、2つの企業が合同出展しているような印象で、
（こちらのブースはあくまで「ALIENWARE」＝デルさんの単独出展です、念の為）
別途ブースを出展していた事を思えばインテルさんの力の入れ具合も分かります。
PC及び周辺デバイスを取り巻く業界事情が垣間見える出展風景と言えそうです。
運営に関しては、ハードメーカーのイメージに相応しく極めてオーソドックス。
コンパニオンさん達の役割も、ブース周りでの来場者対応を基本業務にしていて、
ブース前を通り掛かると必ず3～4名の方々をお見掛けする事ができるという感じ。
大島さん達のユニフォームは2014年に出展した時のデザインのバリエーションで、
基調色の黒は共通ながら、タイトなフォルムだった前回に比べて柔らかい雰囲気。
肌の露出部分が多い上下セパレートにジャケットを重ねたユニークなデザインで、
ジャケットのラインとベルトに赤を加える事で黒一色の単調さを払拭しています。
「ALIENWARE」のイメージを手堅く視覚化したユニフォームだったと言えそうです。
最後に、終了時刻のラインナップで勢揃いした皆さんを動画でUPしておきます。
ユニフォーム姿がブースの雰囲気に自然に馴染んでいるのが伝わると思います。