東京オートサロン2016(その102) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

1月中旬に幕張メッセで開催された東京オートサロン2016にて。
小田 唯さん=BMWブース。





近年、東京オートサロンはかつてのニッチな趣味のイベントという枠を超えて、
(いわゆる「改造車」好きのイベントという先入観を持たれがちだったかも)
国内外の自動車メーカーやパーツメーカーがほぼ勢揃いする総合イベントに成長。
東京モーターショーではなくオートサロンを選ぶ海外の大手メーカーも複数有って、
世界的に競争が激化する中、より販売促進に繋がる機会を模索しているようです。
そんな中、ヨーロッパの老舗名門ブランドBMWさんも昨年からオートサロンに参戦。


BMW


今回は「BMW M Performanceパーツ」を装備した「740i M Sport」「M4 クーペ」「i8」

「X1 xDrive25i」「218d グランツアラー」の計5台で構成され、注目度も高かった様子。
(「218d グランツアラー」は「Import Car of the Year 2015-2016」を受賞したとの事)
革新的なラグジュアリー・セダンから、独自の電気駆動技術を搭載した最新モデル、
2015年度最高の輸入車と認められたマルチパーパス・ビークルまで、多彩な陣容。
上質な大人の趣味としてクルマを楽しむターゲットに向けた出展と言えそうです。




同じドイツ発ブランドであるBMWさんとメルセデスさんは比較される事も多く、
昨年開催された東京モーターショーの出展風景を思い浮かべる方々も多いかも。
展示会の雰囲気や来場者属性の違いをブースに反映させるメルセデスさんに対し、
BMWさんの場合は(或る種の無機質感が色濃く漂う)極めてシンプルな構成です。
今回のブースは気軽に試乗できるようなショールームとしての役割に徹していて、
モーターショーのブース(或いはショールーム)のダイジェスト版という雰囲気。


【今回の出展ブース】

BMW


【ショールームのイメージ例】

BMW


特別な装飾や演出が無かった為、何となく淡々とした運営だと感じたかもですが、
カスタマイズのベース車種としてBMWブランドが不動の地位を得ている事を思えば、
BMWさん自身が出展する事自体がカスタム業界に向けた効果的なメッセージかも。
来年以降はどうなるか分かりませんが、このスタイルが変わる可能性は少なそう。




コンパニオンさん達のユニフォームはモーターショーと殆ど変わらないデザイン。
濃紺をベースに、フロント部分にアクセントカラーを加えたワンピーススカートで、
自分が目にした範囲でアクセントカラーの色は赤・青・ゴールドの3色だった様子。
小田さんはワンピース姿でしたが、ジャケットを重ねているコンパニオンさんの姿も。
どんな展示会にも使えそうな、オーソドックスなビジネス系のデザインという感じです。
小田さんを含むコンパニオンさん達も良い意味でコンサバな落ち着いた方々が揃い、
自分がショールームをイメージした理由も、このユニフォーム姿が大きかったのかも。
ド派手なモデルさん達が多数派の会場内で、このサッパリした雰囲気は貴重な存在。
小田さんはサーキットにも立つようですが、今回はコンパニオンさんに徹していて、
BMWブランドの高級感を表現するイメージアイコン的な役割を手堅く務めていました。