シーピープラス<CP+>2016(その45) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

2月下旬にパシフィコ横浜で開催されたシーピープラス2016にて。
高倉恭子さん=オリンパスブース。





オリンパスさんが手掛けているのは医療事業・科学事業・映像事業の3分野。
一般的にはデジタルカメラに代表される映像機器のイメージが強い筈ですが
内視鏡や手術用機器等の医療事業がグループ全体の約70%を占めていて、
特に内視鏡分野では、世界シェアの75%前後を占める最大手として有名です。
一方、デジカメ・オーディオ等の一般向け光学・電子機器は約10%に過ぎず、
言い方を変えれば、一般的な知名度をもたらす広告塔的存在とも言えるかも。
(それでも、2015年3月期の売り上げで650億円と充分大きな数字ですが…)
フルラインナップのニコンやキヤノン等とは一線を画した独自の製品展開で、
代表的機種の「PEN」は女性向けの広告戦略を採り入れてシェア拡大に貢献。
宮崎あおいさんを起用したテレビCMや雑誌広告で記憶している方々も多い筈。


オリンパス

オリンパス


今回は、会期中の2月26日に発売された最新機種の「PEN-F」が注目を集め、
タッチ&トライ用の実機も多数用意されて、長蛇の待機列ができていました。
関連展示として「PEN-F」開発時のアイデアスケッチやモックアップ(見本)、
ダイヤルの試作品といった社外秘の資料を間近で見る事ができるコーナーも。
レンズでは「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」のタッチ&トライ等、
最新~現行製品までを幅広くラインナップして性能を比べる事ができました。
今年は同社がカメラ生産を始めて80周年らしく、歴代の銘機を集めた展示も。
既存のユーザーはもちろん、カメラ好きなら誰もが楽しめる内容だったようです。




主要カメラメーカーさんブースのデザインは大きく変わる事が少なく、
各社の企業(やブランド)カラーを採り入れて、それぞれ特色があります。
オリンパスさんブースの場合も、前回と出展位置が変わらない事を含めて、
タッチ&トライと各種展示コーナーを中心に構成した、既視感を覚える光景。
ただ、例年と大きく違ったのがタッチ&トライコーナーの演出と展示内容で、
前者は女性モデルさんを被写体に起用したステージスタイルではなくなり、
タッチ&トライ用カメラの展示台でブツ撮りをする方式のみに変わりました。


オリンパス

オリンパス

オリンパス

オリンパス

オリンパス

オリンパス


一方、展示については80周年を記念して同社の歴史を振り返るという構成。
歴史的に興味深い展示物が数多く、他社ユーザーでも楽しめる内容でした。
また、ブースの傍らには、なぜかオリンパスさん仕様のロボット「Pepper」も。
家族連れが足を運んでも楽しめるような雰囲気作りも心がけていたようです。




コンパニオンさん達のユニフォームも、昨年と同じデザインを継続していて、
オリンパスさん独特の明るいブルーでまとめたワンピーススカートスタイル。
シンプルなデザインの中で、大きな白いボタンが装飾的なアクセントになり、
(これと同様のアクセントとして、白のパンプスも効果を発揮していました)
高倉さん達が様々な配置に就くと、ブース内での存在感も際立って見えます。
コンパニオンさん達が、ブースを構成する重要な要素の一つだと分かります。
出展企業さんによって、コンパニオンさんに求めるイメージも異なりますが、
終了時刻のラインナップを撮らせて頂いた動画でフルメンバーを見てみると、
「オリンパスさんらしさ」の一端が何となく伝わって来るかもしれません。