アニメジャパン2016(その68) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

3月下旬に東京ビッグサイトで開催されたアニメジャパン2016にて。
比良祐里さん=日本工学院クリエイターズカレッジブース。




平良佑里さん


かつて、漫画家やアニメーターになるには現場で経験を積む事が常道とされ、
人気作家のアシスタントを務めながら技術を磨くのが一般的だったようです。
(早い段階で新人賞を受賞して、そのまま大成する例もあるようですが…)
一方、それらがコンテンツビジネスとして確立すると教育の重要性も叫ばれ、
クリエイティブ面・マネジメント等のビジネス面を学べる機会も増えて来ました。
ただ、比較的歴史が浅く、産業としても発展途上である業界事情を反映してか、
大小様々な法人が参入したものの本格的な教育機関として残ったのは一握り。
極端な少子高齢化社会を目前にして、就学生の絶対数激減が避けられない中、
業界の魅力をいかに維持・拡大して学生の獲得に繋げるかが問われています。


日本工学院


アニメを含むエンタメコンテンツ業界の教育機関として最大手の一つが、
東京ゲームショウやアニメジャパンにブース出展している日本工学院さん。
同学院が扱っているのはアニメ・ゲーム・音楽から医療・スポーツまで多彩。
いずれの分野でも職業として充分通用する技術や知識の習得を趣旨として、
IT化の波が押し寄せるアニメ業界でも、即戦力の育成に力を注いでいます。
アニメジャパンのブースではアニメ・マンガ・CG・声優等、様々な部門を紹介。
作品・研究発表、実習体験・入学相談等々、同校の雰囲気を追体験しながら、
旧・国際アニメフェア時代から続く声優アフレコ体験等のイベントも楽しめます。
ここでしか手に入らないオリジナルクリアファイル配布もお約束の光景です。



平良佑里さん


同学院の出展ブースは、ゲームショウを含めて毎回お馴染みのデザイン。
アニメ制作会社のように知名度の高い定番コンテンツがある訳では無い為、
ブースをベーシックな器と位置付けて、展示内容を毎回替えているようです。


日本工学院


トラス(金属製の支柱)で外観を組んで、展示用の壁面を随所に設けて、
在校生達が手掛けた作品の大型グラフィックや映像等をバランス良く配置。
アフレコ体験等のイベントを行う通路沿いのステージは若干コンパクトですが、
観覧者達と同じ目線の高さなので、臨場感や一体感を感じる事ができます。
(イベントの様子を眺めていると、何となく学園祭に来たような気分に…)
こちら名物の一つになっているのがロゴをちりばめた壁面付きの撮影コーナー。
コンパニオンさん達を撮らせて頂く際は、必ずここで!というのがお約束で、
撮影された写真がSNS等で拡散されて行く事をも踏まえた運営のようです。



平良佑里さん


毎回、こちらのコンパニオンさん達はJKの制服を模したコスチューム姿で、
過去に目にした事がある計3種類のコスチュームを、日替わりで全て使用。
(会期は二日間なので、二日目は午前と午後に衣装替えしていました)
既出のデザインとは言え、同じ被写体さんでまとめて見比べる事ができて、
デザインはもちろん、素材や色でイメージが大きく変わる事を改めて実感。

比良さんをお見掛けした時はピンク色のパーカー姿だけ撮れませんでしたが、
前回から継続起用は比良さんお一人だったので、既視感を覚える光景でした。