3月下旬に東京ビッグサイトで開催された東京モーターサイクルショー2016にて。
能勢ひとみさん=KYMCOブース。
日常の移動手段としての二輪需要が日本以上に見込まれるのがアジア諸国で、
かつては日本メーカーのバイクを量産する海外工場と位置付けられていたのが、
量産ノウハウを武器に、独自ブランドを立ち上げる開発国としても存在感を発揮。
グローバル展開が成功しつつあるメーカーが日本市場に進出して来る例も増えて、
近年の東京オートサロンや東京モーターサイクルショー等の出展社を見てみると、
知る人ぞ知るアジア発のブランドが、大規模なブースで存在感を発揮しています。
「KYMCO」は台湾南部の高雄に拠点を置く光陽工業という企業のブランド名。
日本のホンダさんとの協業で開発・製造ノウハウを磨き、自社ブランドを設立。
現在は台湾国内の新車販売シェア40%を誇る、同国最大のバイクブランドであり、
世界90以上の国と地域にスクーター・オートバイ・ATV等々を輸出・販売していて、
BMWやカワサキといったメジャーブランドの受託生産やODM等も手掛けています。
今回の出展では、新型マキシスクーターのコンセプトモデル「K50」を世界初公開。
一昨年、創立50周年を迎えた同社のノウハウと技術がふんだんに使われています。
市販予定車としては、ハイパースポーツスクーター「エキサイティング400i ABS」や、
日本初公開となるクラシカルポップなコンパクト125ccスクーター「グイド 125i」等を、
参考出品車としては、「X-タウン300i ABS」「スーパーZ 125」等、様々な車種もPR。
日本市場に力を入れつつある同社の姿勢を垣間見せる充実した出展風景でした。
出展ブースは、完成車メーカーに相応しいスケールの大きな構成と演出で、
いわゆる展示会のブースというよりも、モーター系のショールームといった趣き。
ブース全体の背景に木目調の壁面を建てて、頭上部分に電飾の大型ロゴを配置。
シルバーと赤の「KYMCO」ロゴがブース全体を見渡した時のアイキャッチになって、
(自分の下手な写真だとオレンジ色に見えますが、ロゴの正式カラーは赤です)
一見すると、アジアの新興ブランドである事を感じさせない高級感が漂うブースです。
視界を遮るような壁面を設けていない為、空間の広がりや奥行きが感じられる構造で、
その事も、ショールームのような雰囲気を感じさせる大きな理由の一つだったようです。
車両の展示については、ブースの前面と背景の壁面沿いを使ってバランス良く配置。
コンセプトモデルや日本初公開モデルにはそれぞれの展示スペースを用意する事で、
量産モデルとは異なる先進的なイメージや高級感を醸し出す事に成功していました。
特に、下から当てる照明により展示車両が浮かび上がるような演出が効果的でした。
能勢さんを含めたモデルさん達は、コンパニオンさんの役割も兼ねていて、
ローテーションで展示車両の横立ちをしたりブース内での配布をしていました。
コスチュームは黒ベースにロゴカラーの赤を加えた上下セパレートスタイルで、
モータースポーツイメージの最大公約数という感じの汎用性を備えたデザイン。
(見方を変えれば、いわゆるコンパニオンさん的なイメージからは遠いかも)
日用アイテムとしてではなく、モーターブランドとして市場展開を目指している、
そんなKYMCOさんの日本市場に対するビジョンを伝えるアイコンという感じかも。
能勢さんはサーキットのお仕事も多いようですが、その方面には縁が無いので、
モータースポーツコーデのカッコ良い能勢さんを拝見できたレアな機会でした。





