DOCUMENTARY of ・・・ | 男の滑走路

男の滑走路

日々の出来事を徒然に・・。

こんなオッサンが、この映画の感想を書くことには少し躊躇いを感じていますが、先日、観てきた「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on」の感想をば。


男の滑走路

アイドルの映画なんて若かりし頃の吉川晃司の「すかんぴんウォーク」とか菊池桃子の「パンツの穴」以来じゃないかなぁ。


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監督はAKB48をはじめ、数多くのアーティストのPVを手掛ける高橋栄樹氏。

メンバーが舞台あいさつで「これはホラー映画ではありません」って言ったのがよく分かる。AKB48って職業は凄まじく過酷なんですねぇ。

昨年、観に行った真夏の西武ドームコンサートの舞台裏。トップの2人が過呼吸になってしまうシーンは壮絶で息をのんでしまった。

フライングゲットの出番の前にセンターの前田のあっちゃんが過呼吸で倒れてしまったにも関わらず、そのままステージあがって挨拶しようとするんだもん、あれは無茶ですよ。それから、大島優子が舞台裏の階段で「次はどこから出ればいいんだっけ?何の曲だっけ?」とややパニックになりながら突然過呼吸になっちまうシーンでスタッフがビニール袋を持たせてスーハーさせてたのを見て、こんな処置でいいのかな?と思ったけど、あれ、体内の二酸化炭素を増やすためなのね・・・うむ。


確かにあの日は暑かったし、もともと西武ドームってのは密閉されていないから、冷房もそんな効かなくて、キツかったろうに。柏木、河西といったメンバーも舞台裏でぶっ倒れてたもんなぁ。日々の公演、握手会、コンサート、テレビ出演と寝る暇もなく、ファンに笑顔を振りまく、彼女たちの舞台裏が垣間見えるそんなシーンがたくさんこの映画にあります。


それから、涙腺緩むグッとくるシーンも。


選抜総選挙が終わった後、大島優子で二位の盾を持って舞台裏を歩きながら、感情を殺していると、篠田麻里子と小嶋陽菜に会って一気に溜まっていた感情が爆発してしまい、嗚咽・慟哭・・・声をあげて子供のようにただただ泣いているところは本当にグッときた。

他のメンバーの姿にも心打たれるものがありました。普段は誰より人見知りで、かよわいイメージのあるSKEの松井玲奈、ドームの舞台裏で河西智美がへばってる時、大声で「タオル持ってきて!」ってスタッフに叫んでるの見て、ゲキカラ、なかなかしっかりしてるなと。彼女、とっても良妻賢母な感じがします。


そして、この映画、最初から最後まで、東日本大震災の被災地にメンバーが足を運ぶシーンが織り交ぜられているんだけど、被災した唯一のメンバー岩田華怜が会場である陸前高田へ向かう時に、ふとした優しさを見せる藤江れいな・・・


あぁ、まだまだ細かいことたくさん書きたいのですが、この辺でヤメにしておきましょう。


こういうの見れば見るほど、いろんなメンバーのいろんなところが見えて、またハマっていく、できれば一線距離を置いてこの現象を見ていたかったけど、もう遅い。また、秋元やすす一世一代の商品の魅力に取りつかれてしまうのであります。