住商情報システムが朝日アイティソリューションを買収、中堅・中小市場の開拓を強化
先日、フューチャーシステムコンサルティングが、ウッドランドを買収した記事について触れましたが、今度は住商情報さんが、朝日アイティソリューションさんを買収しましたね。
朝日アイティさんとは直接、お仕事をしたことはありませんでしたが、以前から、国内のERPベンダーさんとの結びつきは結構強かったんじゃないかな?中立を保ちつつも、SuperStreamやProActiveをどことなく担いでいるような感じは見受けられましたから。
朝日アイティさんは、もともとは朝日監査法人の子会社だったんですよね。
その後、監査法人とは袂を分かちながらも、今も”朝日”を名乗る独立系ITコンサルティング会社として、今後の動向が気になる存在でしたが、これで名実ともに住商情報グループになるわけで、住商情報さんとしても、ProActiveにも強い味方が出来たってことでしょうか。
ウッドランドさんの場合はコンサルファームが買収し、今度は、ERPベンダーである住商情報さんがコンサルファームを買収するという形ですね。
サーベンスオクスレー法の施行から、監査法人とコンサルティングファームの資本分離が定められてきました。
これによって、PWCコンサルティングがIBMビジネスコンサルティングサービスに、アビームコンサルティングがNECのグループ傘下となり、ITベンダーとコンサルファームの関わりがより一層明確になりましたが、この流れが、中堅のコンサルティングファームやERPベンダーにも及んでいるんですね。
この動向はまだまだ見逃せないですね。