ウラジオストクとハバロフスク、ロシア極東の2大都市ですが、街の規模が似ているので、とても興味深いです。
ぼくはウラジオストクに5か月間住み、またこの1年に4回ほどハバロフスクの町を歩く機会がありました。
人口はどちらも約60万人。
しかし、それぞれに特徴があり、比較すると非常に面白いです。(規模は違えど、北京と上海、みたいな。)
比較するとこんな感じです。
[ウラジオストク]
・海岸の町(日本海に面する)
・2012年のAPEC開催により現代化が進む
空港・交通・シンボルとなる黄金橋&ルースキー橋など
・国際航空便が拡充されている
(ハバロフスクにはないタイ・香港・ベトナムにも便があり)
・シベリア鉄道の終着点であるが、駅舎はハバロフスクよりも小さい。
・大通り、大広場はない
反面、商業施設が並ぶスヴェトランスカヤ通り、歩行者天国のフォーキナー通りがある
・KFC、バーガーキング、ZARAなどの外資系チェーンの進出が進む
[ハバロフスク]
・川辺の町(アムール川に面する)
・極東の首都(極東連邦管区の本部が置かれている)
・国際航空便が日中韓の主要都市が大半
・駅舎は非常に大きく、ウラジオストク駅よりも長距離列車の本数が多い
(モスクワにより近いため?)
・ムラビヨフ=アムールスキー大通りやレーニン広場といった旧ソ連らしい広大な空間がある
・外資系チェーンの進出が少ない
(ウラジオストクにないBaskin Robbinsはある。)
どちらにも優位に立つ点があり、比較しながら街歩きをすると、観光がより興味深いものになります。
また、2都市間はシベリア鉄道で半日で移動できます。
日によって異なりますが、ウラジオストクからは午前中と夜に電車が発車します。
夜の電車に乗ると車中1泊なので、夜行電車を体験できます。
日本からのウラジオストク・ハバロフスクツアーにもこの工程が組まれていることが多いです。
ぼくも、ウラジオストク⇔ハバロフスクを鉄道で往復しました。
この記事はまた今度、書きたいと思います。
最後に、ご参考資料として、JETROのHPにこの2都市の特集サイトがありましたので、添付します。
https://www.jetro.go.jp/world/reports/2017/02/0c4a047100a8c9e9.html
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