斜視❓複視❓と記載してきましたが

私の場合は、「両眼性複視」が正しい病名のようだ

⬇参考文献⬇

複視はこんな病気

「物が二つに見える」ことを「複視」といいます。複視に気が付いた場合、片眼を隠して、左あるいは右眼だけで見てみることが重要です。片眼を隠しても変わらない場合は「単眼性複視」といい、乱視や白内障など眼に原因がある眼科の病気です。一方、両眼では二つに見えるが、片眼で見ると一つに見える場合は「両眼性複視」といいます。ここでは、両眼性複視について解説します。

関心のある物を正確に見るため、人は眼を動かしますが、このとき、両眼は無意識的に共同運動を行ない、左右の眼の像を一つに融合します。複視は、この眼球運動に障害があると起こります。
眼球には6個の眼球を動かす筋肉(眼筋)がついていて、それらの筋肉を、動眼神経・滑車神経・外転神経という三つの脳神経が動かしています。そして、左右の眼球は、脳幹の神経細胞と神経路により巧妙に共同運動が行なわれます。そのため、眼筋、脳神経、脳幹が障害されると複視が起きます。つまり、複視はこれらに障害があることを示しているわけです。

複視の原因はたくさんあります。放置していても自然に回復することもありますが、重篤な疾患の初期症状として複視が現れることも少なくありません。

複視の主な疾患

複視が起きる主な疾患としては、以下のようなものがあります。

眼筋の疾患
重症筋無力症、甲状腺眼症、眼窩筋炎(がんかきんえん)、巨細胞性動脈炎

脳神経障害 
脳動脈瘤、外傷、ギラン・バレー症候群(フィッシャー症候群を含む)、糖尿病神経障害脳腫瘍、悪性腫瘍転移、副鼻腔炎関連疾患、眼筋麻痺性偏頭痛、サルコイドーシストロサ・ハント症候群

脳幹障害
脳梗塞、脳腫瘍、多発性硬化症ウェルニッケ脳症

ヒステリー
輻輳(ふくそう)スパスム