チンギス・ハーンの一族
![]() | チンギス・ハーンの一族〈1〉草原の覇者 (中公文庫) 陳 舜臣 中央公論新社 2007-01 売り上げランキング : 393938 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
先月くらいに読んでいた本です。
狂言回しにナイマンの王女マリアという女性を登場させています。彼女は作品の冒頭でコンスタンティノープルへ内乱を逃れて渡っています。旅の途中イスラムの英雄サラディンにあうなどの貴重な体験をしている彼女は、やがて帰国しチンギス・ハーンと出会います。ナイマンのマリアの見識をチンギスは尊びそばにおきます。
このナイマンのマリアがまた長生きでフビライのあたりまで生きています。
マリアの死後、フビライが死に後継を重臣であるバヤンが定めるところで事実上話は終わります。
読み終わって1ヶ月くらい経っているのですが、唐突に「これって『百年の孤独』に構造が似てないか?」と思い立ったもので。
ナイマンのマリアがウルスラの立ち位置とすると、チンギス・ハーンの一族がブエンディア一族、モンゴル帝国がマコンドとするとモンゴルが隆盛し、やがて跡形も無く(厳密に言えば小さい王朝の形であちらこちらに残ってはいましたが)なくなるさまが相似形のような気がしてくるのです。
そういう目線でまた再読してみようと思います。
