百年の孤独 | 江東菜館ブログ

百年の孤独

百年の孤独
G. ガルシア=マルケス Gabriel Garc´ia M´arques 鼓 直
4105090089


やっと読み終わった!

一気に読み進めてしまうのを我慢しつつゆっくりと読み進めました。

桜庭一樹の「赤朽葉家の伝説」がこの作品を念頭に置いて書かれたということで、腰を据えて読まねば、
と思っていた作品。

ホセ・アルカディオ・ブエンディアとその妻ウルスラから始まるブエンディア一族の百年の孤独の物語。
またはマコンドという街が生まれて、発展し、死んでいく物語。
理屈でなく、問答無用で面白い。南米文学ということで敬遠していたのを後悔するくらい。

同じような名前が繰り返されるのはどうやらこの一族が「閉じている」ということらしい。
前半は初代のホセ・アルカディオとその息子のアウレリャノ大佐が主な登場人物でじっくりと書かれているが後半になり下の世代になってくるとどんどんスピードが速くなっていくようだ。これはブエンディアの一族がどんどん希薄になっていっているということであろうか。

ウルスラの存在感がすごい。百何十歳まで生きてほとんどの家族をみている。彼女が亡くなったことが、すなわちマコンドがなくなるということなのかもしれない。

興味深かったのは、ストライキで何人もの人が死んだというのにすべてホセ・アルカディオ・セグンドの体験を誰も信じないくだり。マコンドが孤立した街だからそういうことが起きるのか、それとも何かの皮肉か。

この読んでいるときの疾走感が何かに似ていると思ったら筒井康隆作品を読んでいるときの疾走感に近いと感じた。

この作品から名前を取った「百年の孤独」という焼酎を飲んでみたくなったけど、定価の4、5倍の焼酎なんて買えません(T_T)

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