阿修羅城の瞳
いわずとしれた劇団☆新感線の代表作の映画化。
面白いが、多分未見の舞台版の方が勢いで押せる分面白いのではと思わせてしまう。
阿修羅になってからの宮沢りえの顔のアップをみてると昔のドラマ「西遊記」のお釈迦様を連想してしまう。
市川染五郎は、松本幸四郎の「ラマンチャの男」みたいに何度も舞台でやって欲しい。
当初出てくる無国籍な江戸の町は、新感線らしい感じがしてよいです。
ちょっとなぁと思ったのは、盗賊闇のつばきが捕り手から逃れるシーンのアクション。G-Rocketsというアクション集団がで演じているのですが、それならそれでもっと生身のアクションを感じさせるようにしてほしかったなというのが正直なところ。
金丸座で撮影した劇中で病葉出門が演じる天竺徳兵衛のシーンは、本職だけあってさすがですが。金丸座を使った中村座のシーンは全体的によかったです。奈落から女形でなく、つばきがせりあがってくるところとかは歌舞伎の舞台ならではのよさ。
あと、宮沢りえの白い肌に浮かぶ赤い痣は妙にエロチックでございました。宮沢りえはいい女優になったなと改めて思った次第。l
何にせよ、一つのジャンルで完成した物を他のジャンルに置き換えるという作業は難しいものであるなと、いうのが一番の感想。