バンパイアハンターD〈リバイバル上映〉 | 物語の面白さを考えるブログ

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『バンパイアハンターD』を劇場で鑑賞。

原作は菊地秀行センセ(敬愛度:センセ>先生)の小説『D-妖殺行』。

 

開幕、映像の美麗さに度肝を抜かれました。

これがリマスター版か!

記憶の中の映像より格段に美しい……。

これを劇場のスクリーンで観られたのは幸せ以外の何ものでもありませんでした。

 

映画の内容については過去記事で解説していますので、参照していただければ幸いです。

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今回、劇場の大画面で鑑賞し、あらためて圧倒されたのは、背景美術の凄まじさでした。

そもそも、Dの世界観が特殊なので、その背景を具体的な形にするには、相当な困難がともなうはずです。

中世ヨーロッパを舞台としたゴシックホラーのイメージ、西部劇のイメージ、西暦1万2千年代という遠未来を舞台とするSFのイメージ ――。

一見相容れないように思われる、これら三つのイメージを融合し、パッチワーク感のない、ひとつの世界として統合しなければなりません。

道路ひとつとっても、小説では「街道」という単語で済ませられるものを、映画では具体的な絵として提示しなければならないのです。

中世ヨーロッパと西部劇と遠未来SFとが同居する世界における、人間と吸血鬼とが日夜往来する〝道〟とは、どのようなものなのか?

具体的に何を描けば、その世界観ならびにリアリティをひと目で視聴者に理解させることができるのか?

この難題に、本作の背景美術は見事な回答を提示してのけました。

三種のイメージの完璧なハイブリッド、その精緻さと雄大さは、まさにDの世界そのものでした。

本作を鑑賞する際には、ストーリーやキャラクターの面白さだけでなく、圧巻の背景美術にも酔い痴れていただきたいと思います。

 

 

【期間限定公開】リマスター劇場版「バンパイアハンターD」冒頭映像