水守城址 | 物語の面白さを考えるブログ

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平良正の本拠であった「水守の営所」は、現在の茨城県つくば市水守(みもり)に所在したと推定されます。

水守には、「水守城」の址があります。

「つくば市の観光名所・おすすめ観光スポット案内」というサイトから、水守城址の説明を引用してご紹介します。

 

『水守城址は、つくば市水守にある城跡です。かつて、平将門の叔父・平良正の居城である「水守営所」があったとされる場所です。平貞盛の養子・維幹(水守太夫)が水守城を築城、戦国時代には小田城の支城として使用されたと言われています。旧田水山小学校があり、側の土壇には平氏系譜の石碑があります。つくば市の城跡スポットです』

 

遠景。

 

点線で囲った、こんもりと樹々が繁っているところが高台となっており、頂きに城址があります。

 

周囲は水田地帯です。

北北東に筑波山を眺めることができます。

 

高台の頂きにある田水山(たみやま)小学校。――現在は廃校になっています。

小学校をふくむ周辺が、城の縄張りであったと言われています。

 

校庭の南西部にある、古墳を利用した櫓台(やぐらだい)の遺構。

 

樹木と藪のしげり具合がすごくて、写真ではわかりませんが、土が小山のように盛り上がっています。

 

校庭の北東部にも、同じような櫓台があり、そこには石碑が建てられています。

「水守城址」と書かれた石碑もここにあるはずですが、校庭に立ち入れないので、確認できませんでした。

 

桓武平氏の系図と、田水山小学校の沿革が刻まれています。

 

発掘調査中みたいです。

 

校庭のあちこちに地面を掘った跡が。

 

 

『将門記』には、「営所」と呼ばれる場所が三箇所登場しますが、実のところ「営所」の実態はよくわかっていません。

今回の発掘調査により、新しい知見が得られるとよいのですが。