五条悟に勝てそうなスタンド ① | 物語の面白さを考えるブログ

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日課の散歩をしているとき(3キロやせました!)、ふと思いついたネタです。

「ジョジョ」に登場するスタンド能力で、『呪術廻戦』の五条悟に勝てそうなものは?

とはいえ、五条悟の領域展開「無量空処」が強すぎて、スタンド使いがこれを喰らうと即、終了してしまうので、考え方としては、「無量空処を凌げるスタンド」ではなく、「無下限呪術による自動防御と反転術式による治癒・回復を突破できるスタンド」を基本線として考察していることをお断りしておきます。

さらなる注意事項としては、『呪術廻戦』を読み込んでいるわけではないので、記憶違いや事実誤認があるかもしれず、また、理系っぽい説明をしていても私は純粋文系なので理論と論理に誤謬や破綻があるかもしれません。要するにガバガバ考察なので、ゆるーくご笑覧下さればありがたいです。

コメントは歓迎しますが、辛辣なツッコミはご遠慮いただきたい。生ぬるいツッコミは受け付けます。

本記事は続き物となっており、完結した時点でコメント欄を解禁します。ご諒承ください。

 

 

無下限バリアを突破できそうなスタンド能力を考えると言ったそばから前言を翻すのもアレですが、一応「無量空処」に対抗できそうなスタンドを最初に挙げておきましょう。

ジョルノ・ジョバァーナの「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」(以下GERと表記)です。

GERは、意志や行動の発現、時空間の変化さえも『ゼロ』に戻す能力を有しています。

つまり、五条悟が領域展開しても、「なかったこと」にされてしまうのです。

おそらく「無量空処」に対抗できるスタンドはGERをおいて他に存在しないと思います。

ただし、常時発動している無下限バリアや反転術式までも『ゼロ』にできるかは不明。

なので、攻める側になったときは、決め手を欠き、互いにダメージを与えられない膠着状態になる可能性があります。

 

 

それでは、以下、無下限バリア&反転術式を突破できそうなスタンドを考えていきます。

無下限バリアのせいで五条悟に触れることができないので、対象と接触(拳で殴るなど)することでダメージを与えたり、能力の効果を発動させるタイプのスタンドはおのずと候補から除外されます。

 

 

○ 時間操作系

 

DIOの「ザ・ワールド」なら無下限バリアを無効化して、普通に触れることができると思います。

無下限バリアは、五条悟に接近するものの速度を無限に半減させる術式です。「時間」に着目して言い換えると、五条悟に到達するまでの時間を無限に引き延ばす術式と言えましょう。

しかし、「時間の停止した世界」では、引き延ばすべき時間が「不変」の状態となっており、引き延ばすことができません。

時間を止める側から言えば、「時間を停止する能力」とは、「到達時間をゼロにする能力」と言い換えることができます。

時間停止に成功した時点で、到達時間がゼロになることは確定したことになり、無下限バリアの「時間引き延ばし」は無効化されます。よって、「ザ・ワールド」が五条悟を殴ろうとすれば、速度の半減は生じず、普通に殴れるはずです。

時間停止中であっても、「ザ・ワールド」が触れたものは時間の流れが復活すると思われます。そうでなければ、触れたものを動かすことができないからです。

ゆえに、殴った瞬間、反転術式もその働きを再開させるものと推測されます。

したがって、五条悟を倒すには、反転術式の治癒効果を上回る勢いでダメージを与えなければなりません。

「ザ・ワールド」のパワーなら、一撃で脳を吹き飛ばすことは可能でしょうから、この点は問題なさそうです。脳組織を残しておくとシレッと復活しそうな懸念があるので、首をちょん切って確実に息の根を止めておく方が安心できます。

同様の理由で、空条承太郎の「スタープラチナ」にも同じことが可能です。

ちなみに、時間を無限大にまで加速させることのできるプッチ神父の「メイド・イン・ヘブン」は、時間を停止させない以上、速度半減効果を受けるので、無下限バリアを突破できません。

 

 

○ 環境操作系

 

五条悟にとって有害なものを自動選別して到達不能にする無下限バリアといえど、単純な暑さ・寒さまでは拒絶できないと思われます。

そこに着目して選んだスタンドがこちら。

アラビア・ファッツの「サン」。

ギアッチョの「ホワイト・アルバム」。

ウェザー・リポートの「ウェザー・リポート」。

「サン」は太陽のような高熱の光球を作りだすスタンド。長射程を誇り、おそらくは数キロメートルにおよぶ範囲を炎暑の環境に変えることが可能。その際の気温は摂氏70度近くにまで達する。これではさすがの五条悟も脱水症状は免れ得まい。反転術式といえど、失った水分までは補給できないであろうから。

「ホワイト・アルバム」は極低温を作りだすスタンド。スタンド使いを中心に周囲数百メートルの気温を瞬時に零下にまで下げることが可能。さすがの五条悟も、凍傷からの凍死は免れ得まい。反転術式によって熱エネルギーを生み出せるなら話は別であるが。

五条悟は普通に呼吸している。つまり空気は無下限バリアを素通りできるのだ。ならば、天候を操作する「ウェザー・リポート」によって酸素濃度を上げればどうか。空気中の濃度が40%を超えると酸素は猛毒となり、生物を死に到らしめる。高濃度の酸素が体細胞を崩壊させるのと、反転術式による回復と、どちらが強いか? 付け加えると、無下限バリアのオート判定が酸素を有害と認定したなら、酸素は永遠に五条悟に到達できなくなり、彼は窒息死する。

――と、環境操作系スタンドは有効そうではありますが、これはあくまで五条悟が反撃も逃走もしないと仮定した場合の話。実際のところ、「蒼」の術式を応用した「瞬間移動」で逃げられて終わりでしょう。

あと、無下限バリアが暑さ・寒さを防げないというのも、あくまでも仮定であり、絶対ではありません。もし、「気温や酸素濃度を身体に有害とならない範囲に保つ」という条件を、無下限バリアの術式設定に組み込んでいたなら、話は違ってきます。漏瑚の火炎を防いだとき、涼しい顔をしていたのを見ると、「熱」も防げそうな気がしないでもないです……。

ほんと、倒しづらいな、五条悟! この考察泣かせ野郎め。

「ウェザー・リポート」に関しては、真の姿である「ヘビー・ウェザー」の能力も効きそうなのですが、そちらは別項で論じることにします。

 

 

長くなったので、ひとまず稿を区切ります。

 

(続く)