【ジョジョ 第9部】The JOJOLands 第1話 | 物語の面白さを考えるブログ

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♯001 仕組み(メカニズム)

 

「ジョジョの奇妙な冒険」Part9『The JOJOLands』連載開始!!

コミックス発売まで待ちきれなくて、買って来ました「ウルトラジャンプ」。

ウルジャンを買うのは実に久しぶり。

「バスタード」も「ぎんぎつね」も載っていないじゃないか。

知っている漫画がない……。

あ、そうだ。「クレイジー・Dの悪霊的失恋」のコミックス、この間、買ったんだっけ。完結してから記事にするか決めることにしたので、忘れてたわ。

「もののがたり」は、これからクライマックスに突入するっぽい雰囲気。アニメを観始めたばかりなのにな。

 

第9部の主人公の名は、ジョディオ・ジョースター。

んん? ジョジョとディオ、合体してしもうたん?

名前だけね。第8部の定助みたいに、本当に合体してはいません(と思う)。

ジョディオは、ジョセフの孫。

ジョセフの娘であるホリーの姉妹、バーバラ・アンを母親としている。

ということは、時代的には、第8部と同時期ということでいいのか。年代の明確な記述はない。

ストーリーは――

 

「ひとりの少年が亜熱帯の島々で大富豪になっていく物語」

 

と、ジョディオのモノローグで語られています。

舞台はハワイ。

法律とは別に、マフィアみたいな〝仕組み〟によって、街の秩序が保たれている設定。警察は例によって腐敗しています。

ジョディオは最初から、その〝仕組み〟に属しており、ボスの指令があれば違法行為も辞さない。

雰囲気としては第5部に近いかな。

ここからのし上がって大富豪になるものと思われます。

 

ジョディオは最初からスタンドが使える。

「矢」に射られて覚醒するといったエピソードはなし。

能力は――さすがに伏せておきますが、目を惹いたのは、スタンドのビジュアル。

完全な人型ではないんだ。歴代主人公で初じゃないか。

プロシュート兄貴の〝ザ・グレイトフル・デッド〟みたいな、半・人型とでも言えばいいか。

面構えはチョイ凶悪そうでカッコいいけど、全体のフォルムは不気味という、主人公には珍しいデザイン。

そのうち成長して人型になる可能性も考えられますが。

新しい試みではあります。

 

もうひとつ、特筆すべき新要素が。

ジョディオの相棒は、ドラゴナ・ジョースター。兄である。

ジョースター家で兄弟とは初めてじゃないか。今まではずっと一人っ子だったものな。

ドラゴナも最初からスタンド使い。当然のごとく、〝仕組み〟の一員。

スタンド能力は――伏せておきますが、いろいろ応用が利きそうな能力です。地味だけど。

むしろ心配なのは、ジョディオの方。これ、汎用性、低くね? 能力をどう応用するか、今後の展開を見守りたいと思います。

 

ボスからの指令で、とある屋敷に空き巣に入ることになったジョディオたち。

いつも行動している三人組に、新入りひとりを加えて、四人でミッションに挑むが――。

ジョディオのモノローグを信じるならば、スタンド使いが四人いても「足りなかった」という。

屋敷の主は何者なのか?

ジョディオたちは、どんな奇妙な事態と遭遇するのか?

というところで、第1話は終了。うう、続きが気になる。

 

いやあ。面白い第1話でした。

荒木先生、主人公のキャラを立てるの、うまいよね。

ジョディオとドラゴナが悪い警官にからまれる冒頭のエピソード、意外性の連続で興奮しましたよ!