二月も後半になったので、いいかげん初詣に参ろうかという気になり、出掛けた先は栃木県真岡市にある白蛇辨財天。
一の鳥居の手前両側に狛犬さん。
一の鳥居の奥に二の鳥居。
二の鳥居をくぐると――世にも珍しい、狛犬ならぬ〝狛蛇〟さんが出迎えてくれます。
狛蛇さん(阿形)
狛蛇さん(吽形)
逆光になってしまいました。
拝殿
二の鳥居をくぐると、空気が濃密になった感じがあり、「いらっしゃるな」と直感しました。
拝殿は神池の中に建っています。
御由緒――
社伝によれば大永二年(1522年)に安芸の宮島厳島より今の古池ヶ渕に御分霊しお祀りしたと伝えられております。古池ヶ渕は明治の中期頃まで「昼なお暗く、池の廻りを数百年を経た老杉、古藤が繁茂し、子女の出入りを拒む」と古文書にあり、池の廻りはうっそうとした樹木が繁茂していました。池の廻りは現在でも山藤が繁茂し当時をしのばせています。その杜の中に白蛇が二匹住んでおり、二匹の白蛇は吉凶異変があると姿を現し、信仰するものは白蛇の予知と辨財天の霊護により災いを免れ、病を癒し、富を築いたといわれています。 ご本殿には、八臂辨財天座像(木彫)を安置しています。 また、境内には学業の守護神菅原道真公をお祭祀し、座像(木彫)が安置されております。 辨財天は、この地球上において生きとし生きるものが欠くことのできない水の守護神であり、ご本殿地下深くより湧く金運銭洗いの瀧の御神水は、銭を洗い清めることにより財宝が増える霊水として、さらに病気平癒の霊水として信仰されております。
(公式HPより引用)
拝殿の向かって右側を通り抜けた奥に、「銭洗いの瀧」があります。
写っていませんが、写真左側に拝殿の側面があります。
奥の橋は「願い叶い橋」と称されています。
「願い叶い橋」を渡ったところに四阿があり、その先が駐車場になっています。
駐車スペースは四台ほど。
「願い叶い橋」から拝殿後方を望んだところ。
拝殿と本殿は、神池をまたぐ神橋でつながっています。
「銭洗い所」
手前に写っている柄のついた網籠にお金を入れ、お賽銭箱と香炉の間から奥へ伸ばして、瀧の水でお金を洗います。
洗ったお金は種銭として財布に保存しておくと金運が上昇するそうです。
「銭洗い所」の奥に「銭洗いの瀧」
「銭洗いの瀧」の向こうに写っているのが本殿
本殿(側面)
本殿の隣に境内社である「市神社」
一の鳥居をくぐったところ、右側に細い道があり、神池に張り出すようにして、境内社が二社、鎮座しています。
天満宮
御神牛
天満宮の梅
天満宮の隣に伏見稲荷社
細道を抜けて駐車場に出ると、三峰社を見出すことができます。
秩父の三峯神社より御分霊をお迎えしたものです。
小さな祠の前に小さな狛犬さんがいらっしゃいます。
三峰神社の守護神は狼なので、狛犬さんも狼の像になっています。
【参考画像】 三峰神社の狼像
(2016年11月撮影)
本記事を書こうとパソコンに向かったら、寝落ちしてしまって、不思議な夢を見ました。
周りに何もない広い場所にお社が建っていて、私は手を合わせて拝んでいるのです。
お社は記事に挙げたものと全然ちがう形でしたが、白蛇辨財天さまであることはわかりました。
急にあたりが暗くなり、今にも雷雨が叩きつけてきそうな、穏やかならぬ気配が立ち込めたではありませんか。
敏感に反応して、私の全身は鳥肌立ちました。
恐れおののきながらも、
(あ、お賽銭あげるの忘れてた)
どこかのんびりとした気持ちで、思い当たりました。
財布を開けると、何ということでしょう、九十円しか入っていません。
(これで足りるかな?)
首を傾げたところで目が覚めました。
この夢が何を意味するのかは、さっぱりわかりません。
私、歓迎されていないのかしら?
ちなみに、リアルの参拝では、九十円以上、お賽銭をお供えしてきましたよ~。
とりとめがなくなったところで、記事を終わります。
**********************************
白蛇辨財天 (はくじゃべんざいてん)
御祭神:市杵島姫命
菅原道真公
鎮座地:栃木県真岡市久下田西2-63
**********************************
※ 誠に勝手ながら、コメント欄にて、以下のワードを使用禁止とさせていただきます。
・鏑丸
・蛇柱
・伊黒小芭内
・甘露寺蜜璃
・蛇の置物があるメガ盛りの定食屋
・その他の類似ワード