アニメ 【鬼滅の刃】  第二十六話 新たなる任務  【感想】 | 物語の面白さを考えるブログ

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(2019.9.28 放送)

 

 

最終回。おもしろかったです。

本題に行く前に、ひとつ言わせてください。

 

前話のラストでコイツ出した意味、あった?

 

 

ハイッ。では、本題に参りましょう。

原作だと、このあたりは、ストーリー的に、どこで区切っても

最終回らしくまとめるのが難しそうなところなのですが、

アニオリで上手に補完して、最終回らしい形に仕上げていました。

うまいことまとめるものだと感心しました。

 

 

開幕、反射訓練。からの――OPなし。最終回らしい仕様だ。

 

CMあけで、いきなり無限城に強制召喚されました。

ついに来たか……鬼舞辻無惨の名を一躍、無惨さまたらしめた伝説のパワハラ会議が!

 

無限城の作画が凄すぎて、口を閉じるのを忘れてしまいました。

またテレビアニメで劇場版クオリティをやってる。ufotable のリソース、どうなってんの?

 

十二鬼月の下弦のみ集められました。

 

女の姿に擬態した無惨さま登場!

このとき、なぜこの姿だったかは、謎のままです。

「頭を垂れて蹲え。平伏せよ」

声は関俊彦さんのままでした。不気味さが十二分に出ていました。声優って凄い。

 

お気に入りの累くんを殺されて、無惨さまは、超ご機嫌ななめ。

下弦の鬼の弱さに腹を立て、下弦の鬼を一斉処分することに決定!

理不尽極まりない。

捨て役の下弦の鬼たちの声優が、豪華すぎる!

ufotable のキャスティング力、どうなってんの?

 

下弦の壱・魘夢(えんむ)。CV:平川大輔。

 

下弦の弐・轆轤(ろくろ)。CV:楠大典。

 

下弦の参・病葉(わくらば)。CV:保志総一朗。

 

下弦の肆・零余子(むかご)。CV:植田佳奈。

 

下弦の陸・釜鵺(かまぬえ)。CV:KENN。

 

この人たち、魘夢を除いて、今回かぎりの出番なんですよ。

 

「何がまずい? 言ってみろ」

このセリフが聞けただけで夢心地でございます。

 

釜鵺さん、喰われました!!

 

この無惨さまが無駄に美人。

 

 

血の表現がほんとエグい。

 

他の鬼たちの死に様に恍惚状態の魘夢だけが、

その変態性を気に入られて生き残りました。

彼が炭治郎たちの次なる敵になります。

 

原作では、無限城のこのシーンで、ナレーションを用いて、

ふたつの設定が読者に説明されます。

① 十二鬼月の序列

② 鬼舞辻無惨は他の鬼の思考と位置を把握できること

アニメはナレーションをカットする方針で作られていますから、

これらの説明も、まるまるカット。

しかし、影響はほとんどないことに気付きました。

① については、今回を観れば、上弦と下弦が、そのまま上位グループと下位グループの

位置付けになっていることがわかります。あとは、常識的に考えて、

数字の小さい方が上位であると理解できます。

② については、思考が読めることは、描写されているので問題なし。

位置の把握に関しては、この設定がストーリーに大きく関与したことはないので、

なかったことにしても(あるいは説明しなくても)、特に問題はなさそうです。

〝鬼舞辻の呪い〟を禰豆子が自力で外した事実は、メタ視点で読者に知らされたのみで、

禰豆子本人も気づいていないっぽいので、ストーリーを進めるうえで弊害はありません。

必要なら、あとで禰豆子の血液を調査した珠世さんに語らせれば事足ります。

無限城のナレーションカットは、しても特に問題を生じないという結論に達しました。

けっこうびっくりしました。

 

 

ラスト・アイキャッチ。

 

このシーンはアニオリ。

原作では、炭治郎は、煉獄さんにヒノカミ神楽に関して話を聞くために

無限列車に乗車するのですが、アニメのように「任務」とした方が、

主人公の行動理由としてはスッキリと視聴者の腑に落ちると思います。

それはいいとして、このシーンには疑問があります。

しのぶさんは、炭治郎の父親が「ヒの呼吸」を使っていたことを報告していますが、

彼女の認識は、「火の呼吸」と「日の呼吸」、どちらだったのでしょうか。

もし後者であるなら、「始まりの呼吸の剣士」である継国縁壱の死以降、

途絶えたと思われていた「日の呼吸」が現存していたことを報告していることになります。

これは鬼殺隊にとって、無惨打倒につながる重要情報だと思うのですが、

お館様がこの報告を重視している様子はありません(少なくとも、表面的には)。

すると前者なのでしょうか?

アニオリで「始まりの呼吸の剣士」というワードを出して以降、

「火の呼吸」と思ったら「日の呼吸」だった、という叙述トリックに、

少々、齟齬が生じている気がするのですが、考えすぎでしょうか。

 

あと、気になるのは、時系列ですね。

「柱合会議」は「那田蜘蛛山」の直後で確定として、

今回の「パワハラ会議」も同時期であったと思われます。

柱合会議の終了後、煉獄さんは任務に就いています。

この任務が「無限列車」の件だとすると、魘夢は以前から無限列車を縄張りとして

活動していたことになります。その途中で無限城に呼ばれたのでしょう。

そして、パワハラ会議から数か月後、炭治郎たちは、無限列車の被害拡大につき、

増員として、煉獄杏寿郎と合流するよう指令を受けます。

すると、煉獄さんは、数か月間、何の成果も出せないまま――どころか、

被害の拡大を止められなかったことになります。

柱として無能みたいで、個人的にすごく嫌なのですが……考えすぎ?

「BLEACH」みたいに、柱の下に副隊長みたいなポジションがあれば、

無惨さまの血をもらってパワーアップした魘夢に副隊長がやられた

→ 柱である煉獄さんの出陣、炭治郎たちも合流せよ! という自然な流れが

作れたと思いますが……叶わぬ妄想にすぎませんね。

 

場面は変わって蝶屋敷。出立する炭治郎は、お世話になったアオイさんに挨拶。

 

 

鬼殺隊員として戦えない自分を責めるアオイさんの心を、

炭治郎は数言の言葉で救います。

すごくいいシーン。

 

グイグイ間合いを詰める炭治郎は、カナヲの心も開きます。

 

「偶然だよ」――ここ、花江さんの言い方がすごく優しくて、好き。

 

カナヲは、自分の心の声に従うと、親に暴力を振るわれたので、

心の声を聞くことを放棄してしまいました。

炭治郎は、コインの表が出るまで、何度でも投げるつもりだったと言いました。

これは、カナヲ自身が諦めた心の声を、炭治郎は、

聞こえるまで諦めないと宣言したに等しい。

そんな人が本当にいることに、カナヲは衝撃を受け、彼女の中で、何かが変わり始めました。

カナヲの過去編をやったおかげで、このシーンがより味わい深いものになりました。

 

消費税アップ直前の駆け込み需要みたいに、最終回も終了直前で、

突如あらわれた義勇さん。アニオリ。

禰豆子のことで切腹することになっていた件で、炭治郎は謝意を述べます。

人と人との繋がりを示すこういう描写は、ちょいちょい増やしてもよさそう。

 

 

 

初めて汽車を目にする伊之助と炭治郎のリアクションもよし。

かまぼこ隊がいい感じにまとまってきました。

 

 

無限列車に乗り込み、兄妹の絆を強調するいい感じのセリフで〆。

まとまった! いい最終回でした。

 

あれ? 弁当食べないの?

 

列車編が始まる前から居場所バレてるけど大丈夫?

 

EDはOPテーマソング「紅蓮華」のフルバージョン。

OPテーマソングをEDに持ってくるのは、最終回ではよくあること。

ここで重大なことに気付きました。鬼頭さんの名前がありません。

最終回なのにヒロインのセリフなし。いつまで寝てるんだ……。

 

「立志編」だったのか。初めて知った。

スタッフ「初めて言ったぞ」

 

最後の提供絵。小さく手を振っている鱗滝さんと義勇さんがかわいい。

 

そして――

 

「無限列車編」映画化決定!!

まさかの2期ではなく、映画の告知。これは予想外でした。

炎エフェクト VS. 術式展開とか大画面で観たら興奮で失神しそう。

 

【動画】

「水」や「血」などの液体の描写も凄いけれど、

これを観るかぎり、「炎」の描写もヤバいな。ufotable 畏るべし。

 

「鬼滅の刃」アニメ第1期終了!

スタッフ&キャストのみなさま、お疲れ様でした。

最高のアニメをありがとう。

 

 

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