◇第169話◇ 地鳴る  【鬼滅の刃・感想】 | 物語の面白さを考えるブログ

物語の面白さを考えるブログ

マンガ・映画・フィギュア・思索など

(週刊少年ジャンプ第36・37号 掲載)

 

悲鳴嶼行冥 VS. 黒死牟の戦闘回。

 

黒死牟の強さをアピールするための踏み台となるかと

思われた悲鳴嶼さんでしたが――互角の戦いぶり!

無一郎戦では刀身を見せなかった黒死牟が、

実弥戦では刀身を見せたけれど、

悲鳴嶼さんは刀身を折ることまでしてみせました。

実弥ではかすり傷ひとつ付けられなかった黒死牟の

背中に、悲鳴嶼さんは一撃を浴びせました。

こうして描写を拾って比較すると、鬼殺隊の強さの序列が見えてきます。

 

同じような比較のし方を鬼側に適用してみると――

猗窩座を斃すのに二人がかり、

童磨を斃すのに三人がかり、

黒死牟に対しては(現時点で)四人がかり、

となっております。

格が上がるごとに、相手をする人数が増えていっています。

鬼の強さの序列が明確にわかりますね。

 

今週の最大の特徴は、黒死牟が視点人物を務めていることだと思います。

無一郎戦では、無一郎くんの視点から、黒死牟を描写しており、

身体が戦闘を拒否している……と無一郎くんに言わせることによって、

黒死牟の強さを読者に印象づけることに成功しました。

実弥戦でも、やはり実弥の視点から、三日月エフェクトの脅威や、

鬼が呼吸を使うことの脅威を語らせていました。

しかし、悲鳴嶼戦では、黒死牟の視点から、悲鳴嶼さんの肉体の完成度や、

武器を造った刀匠の技術の高さなどが、驚嘆とともに語られています。

 

このことは、何を意味しているでしょうか。

 

戦闘シーンに緊張感を出すための仕掛けであることは、確かでしょう。

虎の視点で人を見るより、人の視点で虎を見た方が、ドキドキします。

ドキドキしているのは、視点に同化している読者ですよ。

今週は悲鳴嶼さんの強キャラ感が目立っていました。

 

無一郎戦・実弥戦ともに、視点人物が敗北していますから、

黒死牟が視点人物となったことで、彼の敗北が約束された――

と、思っていいのかどうか。

ここの判定に悩みます。

悲鳴嶼さんが、ラストで痣を出したことで、さらに強者オーラを増しましたが、

黒死牟はまだ血鬼術を出していませんしねえ……。

痣のブーストを得た悲鳴嶼さんが、黒死牟をいいところまで追い込むも、

痣のリスクに足をすくわれて逆転負け、なんてこともありそうだし。

痣のリスクを克服するために、鬼の肉体を得たのだ、

みたいなことを黒死牟が言い出しそうでもあります。

どうなるんだろう。

 

一周回って、いいとこなしの玄弥が、ダークホース的な活躍をする気がします。

煉獄アニキの仇である猗窩座を討ったのが、炭治郎。

師範と母親の仇である童磨を討ったのが、カナヲと伊之助。

ならば、師匠と兄貴の仇である黒死牟を討つのは、玄弥の役目。のはず。かも。

 

そうそう。炭治郎だ。

手紙を読み終えた炭治郎は、義勇さんとともに、

どこかへ――多分、無惨さまのもとへ向かっているもよう。

手紙の内容は、どのタイミングで公開されるのか。

 

いろいろ含みを残しつつ、次号へ続く!

次号は19日(月)発売。

二週間待つのか……。

 

 

今週のアオリ文:

(冒頭) 駆けつけたのは最強の男――

(末尾) 痣 発現――!! 死闘加速!!

 

目次コメント:

すっぽ抜けた靴がサッカーの

本気シュートのような速度で

飛んですみません…〈呼世晴〉

 

 

ペタしてね

 

フォローしてね…