(週刊少年ジャンプ第11号 掲載)
今週は痺れた……雷の呼吸だけに(ドヤッ)。
扉絵だけでわかる、善逸と獪岳の関係性。
半天狗の走馬灯に費やした量――見開き二ページを上回る短さ
(こういうときは「下回る」が正しい? 日本語って難しい)。
描きたいことの本質を作者が把握していれば、
無駄な表現をしなくて済むという見本ですな。
ページをめくったら黒死牟がいてビビったわ(汗)。
速攻で土下座するのも仕方ない、と思ってしまいました。
獪岳の人間性を差し引いたとしても。
憎珀天の威圧感だけで玄弥は身がすくんでいましたからね。
上弦の壱ともなれば、肆の比ではないでしょう。
ただ、黒死牟の台詞――
「鬼となり……
さらなる強さが……
欲しいか……」
これを見るかぎり、獪岳の場合、
単なる命乞いではなさそうです。
土下座して、鬼の仲間入りを懇願してる?
この辺に、人間性が表れていますねえ……。
獪岳が鬼になった経緯を説明しながら――
今後の伏線っぽい情報が黒死牟の口から
語られていますが……現段階で予想や推測をするのは
やめておきましょう。
どうせ当たらないので!
鬼側からのスカウトじゃなかったよ!(半泣き)
今週のメインである善逸 VS. 獪岳の戦闘である。
獪岳のおかげで、六つある型がすべて判明。
そして、壱ノ型が、他の型の基本であることも判明。
基本を極めたけれど応用ができない善逸。
基本のなってない応用技に頼る獪岳。
対照的な二人の戦いが、それぞれの心情描写を挿みつつ、
展開されます。
獪岳は、自身の力量不足を血鬼術で補って、技の嵩増しを行い、
雷の呼吸を超えたと自画自賛しましたが……
善逸はオリジナル技である漆ノ型・火雷神を披露。
獪岳を一撃で撃破するのだった!
カッコいい!! 痺れた!!!
新しいものを生み出すには、
基本が大事なのだと、あらためて思いました。
日本は科学の応用分野にばかり投資して
基礎研究をおろそかにする傾向があるので、
イノベーションを起こせるのか心配です(いきなり何の話だ)。
善逸は、長い雌伏を経て、イノベーションを起こしたわけです。
獪岳だって努力しなかったわけじゃない。
だから、善逸は獪岳の背中を追いかけた。
でも、獪岳は、道を逸れてしまった。
気がつけば、善逸は獪岳を追い抜いていた。
直進する「霹靂一閃」しか使えない善逸らしい。
そして、それは、「肩をならべて戦う」夢が、
永遠に叶わなくなったことを意味していた。
最後の「兄貴」呼びは、訣別の決意であったろう。
雷の呼吸・漆ノ型・火雷神。
火雷神(ほのいかづちのかみ)とは、日本神話において、
死後のイザナミから生じた雷神の名である。
黄泉の国から逃げ帰るイザナギを追いかけた、
八柱の雷神の一体である。
イザナギは、黄泉比良坂に生えていた桃の実を投げて、
雷神軍団を追い払ったという。
この神話から、桃には魔除けの効力があると
信じられるようになりました。
獪岳といえば、修行時代の回想で、
善逸に桃をぶつけていたシーンが印象的でした。
これが神話の暗喩であるなら、
桃を投げた者が火雷神を退治するはずですが、
本編では逆転しています。
魔除けの効果が切れたのは、
獪岳が鬼(魔)に堕ちたからかもしれません。
獪岳は「足るを知る」ことを知らない男でした。
〝幸せの箱〟の譬えで、それが表現されています。
箱に穴があいているので、与えられても与えられても、
不足を感じてしまう。不満に感じてしまう。
自分はすでに、多くの幸せを手にしていることに、
獪岳は気付かなかった。
獪岳は言う――自分を低く評価し認めないものが〝悪〟だと。
だとするなら――
すでにある幸せを評価しない獪岳自身が、
一番の〝悪〟だったのです。
慈悟郎師匠(小説版で〝じいちゃん〟の名前判明)の
悪口を言いながら落下する、頭だけになった獪岳。
悪口の内容が 『隠し剣 鬼の爪』っぽいゾ。
落ちた先に悲鳴嶼さんがいて、ガンダムハンマーで
潰される末路を妄想しましたが、どうなりますか。
次号へ続く!
今週のアオリ文:
(冒頭) 出会ってはいけない出会いに――
(末尾) 胸の奥に雷鳴が響く――
目次コメント:
親子丼を作ってミツバを山ほ
ど入れた。もはやこれはド緑
色のミツバ丼である〈呼世晴〉
応募者全員サービスの
炭治郎&禰豆子フィギュアが届きました。
ヤッフー! (伊之助並感)

