◇第48話◇ 蝶屋敷 | 物語の面白さを考えるブログ

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柱合裁判が終わり、退場させられる炭治郎。

去り際に、お館様が一言。

 

「珠世さんによろしく」

 

最初に読んだときは、お館様――産屋敷耀哉と、

珠世さんは、旧知の仲なのだと思いました。

表向きは敵対する間柄でありながら、

裏では立場を越えた交誼を結んでいるのだと。

しかし、最新の百三十一話を読んだかぎり、

そうではなかったらしいのです……。

産屋敷邸へ招待された珠世さんは、

本気で疑念と怯えを呈しています。

鬼殺隊に隠れ家が見つかったということは、

招待を断れば襲撃される可能性もあるわけで、

実質、脅されているのに等しい。

すると、この四十八話で、耀哉が炭治郎にかけた

「よろしく」は、友愛の言葉でなかったことになります。

では、その真意は何だったのか?

推測にすぎませんが、珠世さんの居所を探るため、

炭治郎を泳がせようとしたのでは、とも考えられます。

もし、そうだとするなら、産屋敷耀哉、

一筋縄ではいかない人物のようです。

 

炭治郎が連れて行かれたのは、

胡蝶しのぶの本拠である蝶屋敷。

鬼殺隊の病院としての機能も兼ねているらしく、

負傷した隊員の治療やリハビリを行う。

那田蜘蛛山で散り散りになった善逸・伊之助と再会。

別れた後の顛末を、炭治郎は聞く。

いつもの騒がしい善逸と、

伊之助らしくない弱った伊之助に笑いました。

 

――ここが、「那田蜘蛛山」編の締めくくりですね。

「鼓屋敷」編と一緒で、鬼との戦いを終え、

傷を癒すための休息に入って、閉幕。

バトル漫画では、重傷を負っても、次のシリーズが

始まると、シレッと治っていることが多いのに、

「鬼滅」ではきちんとインターバルを入れます。

ちょっと珍しいのではないでしょうか。

 

 

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