姫路文学館で開催中「やなせたかしの世界展」


↑ 姫路文学館は安藤忠雄氏建築
やなせたかしさんは大正8年生まれで、90歳を超えまだ現役です
成功したかに見えるやなせさんもやはり大変な苦労をされています。戦後中国から戻った後34歳で漫画家として独立しましたが、日の目を見ず病気にもなり、悶々とした日々を送っていたそうです。

43歳の時の詩、あの有名な「手のひらを太陽に」はやなせさんが一番行き詰っていた時に出来たそうです。
やなせさんの中の終始一貫したテーマは「正義を貫く」ことと「生命の大切さ」があります。
太平洋戦争時代の真っただ中、日本全体が飢え心がすさんでいた時代
そこで生まれたのが

アンパンマンです
「正義を貫く」ため、みんなの為に戦い顔をちぎれば力が無くなるのに、みんなを助ける為に自己犠牲を厭いません
そんなアンパンマンも当時は
「顔をちぎるなんて残酷だ」
という大人達の偏見で酷評の嵐だったそうです

しかし、子どもたちはそんなアンパンマンに絶賛の嵐
一気に子供たちのヒーローになりました「生命を大切に」することは、アンパンマンがバイキンマンを絶対に殺したりしないことです

「アンパンチ
」ぐらいにとどめます。バイキンマンにもバイキンマンの考えがあるということだそうです
やなせさんは両親を早く亡くされ戦争で唯一の弟を亡くし、奥様にも先立たれ、子どももいません。大きな病気も何度もされましたでも
なんのために 生まれて
なにをして 生きる
こたえられないなんて
そんなのはいやだ
色んな「死」を目の当たりにして90歳を超えてなお、「生」に執着されています
「坂道」 やなせたかし作・絵
ほんのゆるやかなカーブをのぼっても
息切れする
視力が落ちて 難聴で
心臓も心細い
それでも
生きることにまだ飽きない
もっと生きたい ジタバタしたい
私たちはどうでしょうか

生きている事が当たり前になりすぎて、目の前の幸せを見落としていませんか
おそらくやなせさんは今見ている景色、関わる人達等々。私達よりももっと感受性が豊かで、全てが新鮮で、日々感動されているからこそ、90歳を超えてこんな素晴らしい詩が創れるのだろうと思います。
胸に手を当てて、日々流れる一般的な事柄を。もう一度見直して、1日1日を一生懸命に全力で生きようと改めて思った次第です
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