
安藤忠雄氏が日経新聞に連載されていた「私の履歴書」に加筆された本です。半自伝を通して今の安藤氏に至った軌跡がよくわかります。
昨年、会社を早退して講演会に行きました。(※夏季大学なのでお年寄りばかりでしたが^^;)心が熱くなり、興奮冷めやらぬ感覚で家に帰り、嫁さんに熱弁したのを恥ずかしく思い出します^^;
大阪弁で激しい口調でまくしたてられますが、とても優しく心に響きます。
「姫路は終わってしまってるなあ。
姫路城という素晴らしい国宝があるのにもったいないなあ。今聞いてるあなた方、年金貰ってゆっくりしてるあんたらの責任やで!」すごい勢いで冒頭からまくしたてます。姫路に対しておべんちゃらを言うのではなく、それは安藤氏の本気の激励だと捉えました。
「宝の持ち腐れ」という事でしょうね。姫路城には工事中にも関わらずたくさんの方々が来られます。道中必ず通る商店街、地元百貨店。この前、家族で花見に行った際、な~んにも買ってません。
魅力ある店づくり、街づくり。一回落ち込んだ雰囲気から立ち上がるのは至難の技です。行政に、商工会に、斬新なアイデアや資本はありますか?まず自分から発信し、動き出さなければ
一生変わらないし、むしろ廃れる一方です。
3.11震災後の東北はどうでしょうか?
極論かも知れませんが、突然何も無くなりました。現在、皆が一丸となって動いています。政府なんて全く役に立ってません。マンパワーの結集が東北を突き動かしています。
「失うものなんて何一つない」
聞きなれたフレーズかも知れませんが、もう一度ゼロからの出発をしてみては如何でしょうか?待っていても始まりません、むしろ終わりは日々刻一刻と忍び寄ってきています。
東京マラソンと日程をかぶせた高知マラソン。キャッチフレーズは、
「わざわざ高知で走ろう!」
自虐的で斬新なこのフレーズに痺れました。関西人の自虐的な発想で
現状を卑下し、それでも笑い飛ばして
明るく巻き返しを図りたいものです。
姫路で働くものとして、
仕事を通じて一石を投じる所存です(^_^)/
- 安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書/安藤 忠雄

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