第92回目を迎えました、アクション映画列伝。

今回の紹介は、1991年製作のアメリカ映画「バトルトラック2053」
核で汚染された未来の地球を舞台に、バトルトラックに乗りこみ安住の地を目指す8人の冒険を描くSFアクション映画です。

この作品は、1939年製作のジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の名作「駅馬車」の設定を上手く、B級SFアクションに変えて映画化した作品です(>_<)

直接のリメイクではないのですが、「駅馬車」ではアリゾナからニューメキシコへと疾走する一台の駅馬車のお話でしたが、
この作品ではジェリンコの街から夢の町ネオン・シティへとバトルトラックが疾走する訳です(笑)

「駅馬車」でも駅馬車に乗るのは、医者、商売女、酒商人、銀行頭取、大佐夫人、賭博師、保安官、御者、それにお尋ね者を加えた8人で、この作品とほぼ同じなんですね!

一番の見所のラスト、バトルトラックを盗賊軍団が襲撃する所も、「駅馬車」のラストそっくりなんで、2作品を比べてみるのも面白いかもしれません(^O^)

監督・脚本は、モンテ・マーカム。

出演は、ハリー役に「面会時間」のマイケル・アイアンサンド。

レノ役に「デス・ポイント/非情の罠」のヴァニティ。

「ミッドウェイ」のモンテ・マーカム。

残念ながらDVDは未発売で(:_;)
当時、東芝さんから発売されたVHSでのみ鑑賞が可能です。

[スト-リ-]
オゾン層が破壊され、放射能が大気を汚染し、わずかな人間とミュータントしか生き残れなかった2053年。アメリカ西部ではスキンズと呼ばれる流浪の盗賊軍団が猛威をふるっていた。彼らに襲われたレノ(ヴァニティー)は間一髪の所でバウンティ・ハンターのハリー(マイケル・アイアンサイド)に助けられる。しかし、レノが犯罪者の刻印を彫られているのを見取ったハリーはジェリンコの町に彼女を連行した。だが、そこは犯罪者の飽和状態で移送が必要だった。そのうえ、ハリーは昔のレンジャー仲間(モンテ・マーカム)の策略でトラックバスの警護も引き受けるはめとなった。乗客は全部で8人。行商のコメディアン・ディック(リチャード・サンダース)、医師と名乗る青年トム(ニック・クラール)、謎の老東洋人ウィング(アルセニオ・ソニー・トリニダード)等ひと癖ありげな連中だった。その中にはハリーのかつての妻サンディー(ヴァレリー・ワイルドマン)もいた。ハリーはサンディーの生んだミュータントの子を殺した過去を後悔していた。彼らは皆、目的地である夢の町ネオン・シティに一縷の望みを託していた。度重なるスキンズの襲撃や過酷な異常気象などの試練の中、乗客たちのもうひとつの顔が明らかになっていく…。

評価=☆☆☆

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