ごきげんよう
本日は素晴らしい天気ですね。桜が綺麗な日です
第一回にお届けする作品は、第83回アカデミー賞作品賞等を受賞した「英国王のスピーチ」 です。
ジャンルとしては、ヒューマンドラマになるのでしょうか。
しかし、堅苦しい感じは全くといってなく、2時間があっという間に過ぎてしまう感じです。
そして、観賞後はとても晴れやかな気持ちになり、「よし、頑張るか 」とやる気をもらえる作品であると感じました。
ストーリーはイギリスのジョージ6世の真実の物語であり、ジョージ6世が抱えている吃音症をメインに言語聴覚士ライオネル・ローグと妻の王妃エリザベスと家族の深い絆、そしてジョージ6世の自分自身の悩みとまっすぐに向い合う姿が印象的な心に響くストーリーです。
私は、この映画を劇場で2回観賞したのですが、もっとも印象に残っているシーンは、ジョージ6世に対しライオネル・ローグが「あなたはお兄さんよりも父親のように偉大な王になれる」というが、ジョージ6世はその言葉に怒りを感じ、ケンカ別れをしてしまう。
その夜、ライオネルは妻に「仕事に失敗してしまった。彼は自分の影に怯えている。彼は偉大になれるのに・・・」と言う夫に妻は「その人(この時点では妻は相手がジョージ6世だとは知りません。)は偉大になんてなりたくないのかもしれないわね。」という何気ないやり取りがあります。
ここはとても深いシーンと私は思いました。
人は時として相手を自分の尺度の中で評価し、こうあってほしい、こうなれるのに、なんでそれがわからないのかなどと感じてしまうものです。
しかし、重要なのは『相手にとってそれがどうなのか?』 ということ。
相手の側に立って考えてあげること、そしてどうすることが一番良いのか、共に悩み一緒になって乗り越えていくことの大切さをこのシーンで感じることができました。
その後のシーンではジョージ6世に対し、ライオネルは彼の思いに答え、そして自信を与えていったように感じました。
そして、ジョージ6世は見事「彼らしい」 、しかしとても心に響くスピーチをやり遂げ、映画は終わります。
自分にとってはなんて事のないことでも、接する相手にとってはそれはとても大きな事、軽く見ないでほしい事であるということは実世界でも大いに見受けられると私は思います。
では、いつも相手の立場にたって物事を考えることができるのか?
これは非常に困難であるし、不可能に近いと私は感じます。
なぜならば、『十人十色』 というように人はそれぞれいろいろな考え、思想を持っているからです。
だから、もし相手にとってとても大きな事、軽く見ないでほしい事を失礼に接してしまったら、そして自分が悪いことをしたと感じた時は、誠意をもって『謝る』 ことがとても大切だと思います。
人には言葉という素晴らしい能力があるのですから。
ジョージ6世とライオネルはそうやって共に歩んでいったのではないかとこの映画を観賞し終えたあと私は感じました。
さてさて、長くなってしまいましたが、今回はここいらでお終いといたしましょう。
それではまたお会いしましょう。