晴れ渡った青空の元

僕らを取り囲むのは青々としたトウモロコシの畑のみ
車も人影も見当たらず、民家も遠く、まるで視界の中のシミに見えてしまう

ショートヘアをした少し吊った目が可愛らしい年上の貴女の表情は、俯いているせいか僕には見えない。

だが、表情を想像することは難くない。
互いの意見の相違により、別れ話になっているせいだ。


ゆっくりとした口調で、貴方はベルベットのような滑らかな唇から洩れる台詞を僕に伝えようとする。
僕にはそれが煩く
こんな事を思ってしまう。

始まりには良い日和だと。








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