
VICIOUS RUMORS「Vicious Rumors」(1990)
1990年発表の3rdアルバム。
アメリカベイエリアのバンドにしては、ヨーロッパ的なメロディが多く、
ギターサウンドも、所謂”ベイエリア・クランチ”の様なザクザク系ではない。
他のベイエリアバンドとは一線を画す、独自のスタイルを持つバンド。
1stアルバムを、ヴィニー・ムーアをデビューさせる為だけに利用されたり、
2ndから参加のヴォーカル、カール・アルバートを5thアルバム発表後に交通事故で亡くしたり、
色々悲しい事が付きまとったバンド。
このアルバムは、2ndアルバムで固まったラインナップで、更に結束を固め、
爆進し続けるエネルギーを見事に体現、昇華させた充実した内容の作品になっている。
「Don't Wait For Me」、「Hellraiser」等、キラーチューンも多く、
これぞへヴィメタル!な隠れた名盤。
ヴォーカルのカール・アルバートはハイトーンを駆使し卓越した技術を持つ、
非常に歌の上手いヴォーカリストで、当時の他のベイエリアの中では、
トップレベルにあったと言っても過言ではない。
だからこそ、訃報を聞いた時は本当にショックだったし、
バンドがこれで終わったとも感じた。
生きていれば、必ず最高のバンド、最高のヴォーカリストになっていたに違いない。
ロックロンールの神様は時折、意地悪をすることで有名だが、
これ以上、有能なミュージシャン達を天に召さないで欲しい。。。