デザインを作り始めた最初の頃、頭の中には常に「これでいいのかな？」「何か変だな」という不安がありました。
今も不安はまだついてきていますが、少しは軽減できてきました。
不安の原因って、頭の中のフワッとしたイメージを形にしようとするから。
デザインって、アートよりもマーケティングよりのものなんです。
以来を頂いたり、自主制作するときは、まずは伝えたい情報を整理します。
どんな人が、どんな人に、どんな思いを伝えたいのか。
どの情報が一番大事で、それを補足するにはどうしたらいいのか。
必要なテキストを書き出して、それを整理して、配置してみる。
想いの伝わるデザインは、この段階が一番大事。
それから色を置いて、装飾を付けていきます。
お話しながら作成するときは、この情報部分をある程度考えて置いて臨みます。
もちろん、話している中で重要度が変わったり、配置する者が変わることもあるのでそこは臨機応変に。
お好きな色を選んだり、装飾もその方の好きな物やイメージに合わせて調整して、ご依頼者様らしさが出るようにって考える作業はすごく楽しいです。
何度も調整して、頭を悩ませて。
それでも、完成するとすごく楽しい。
「ああ、これなら喜んでもらえる」
そう思った瞬間が、嬉しくて、嬉しくて、じんわり心があったまります。
”これだ”と思えるものに出会うために、
悩んで、考えて、試行錯誤する。
その過程こそがデザインの一番楽しいところであり、難しいところ。
依頼してくれる方の笑顔のために、私はずっとデザインを作っていくのだと思います。
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