最近読んだ、こはらみきさんの
『自分が大好きになる30日間お姫さま練習ノート』という本。
読んでいる間中ずっと、
やさしさと甘さに包まれているような気持ちになりました。
「わたしも、ここにいていいんだ」って、
静かに安心できるような本でした。
この本は、
“自分の人生をごきげんにするためのノート術”を紹介してくれているのだけれど、
その中でも特に印象的だったのが「執事制度」。
自分のノートの中に、やさしい執事さんを雇って、
どんな気持ちでもぜんぶ受け止めてもらうという考え方です。
私はこれまで、自分の感情をノートに書くと言われても、
「いいことしか書いちゃだめ」
「だめな自分は、ノートにも残しちゃいけない」って思っていました。
でもこの本には、
「ネガティブな感情も、すべて大切な気持ち。
書いていい。受け止めていい。」と書かれていて。
ひとりでは受け止めきれないときでも、
ノートにいる執事さんが一緒に受け止めてくれると思うと、
初めて“安心して書いてもいいんだ”と思えたんです。
もうひとつ心に残ったのが、
「過去は変えられるけど、未来は変えられない」という考え方。
…え?逆じゃない?って最初は思いました。
でもこの本で言う“過去を変える”って、
自分の中に残っているつらい記憶を、
“ちょっと笑えるすれ違い”に塗り替えることなんです。
そして未来は、“いい未来しか来ない”から変えられない。
だから、信じていていい。
その考え方に、なんだか心がふっと軽くなりました。
わたし自身も、
「周りに嫌われてる」「呆れられてる」って、
ずっとネガティブな思い込みにしばられてたんだと思います。
でもこの本を読んで、
まずは自分の気持ちに「見てるよ、大事だよ」って言ってあげること。
それが、自分を大切にする第一歩なんだと気づけました。
まだ、過去を笑いに変えるところまでは行けてないけど、
それでもノートを書いて、
少しずつ自分を受け止めていくことで、
いつかきっと、わたしもわたしをもっと好きになれる気がしています。
私たちは、自分を「大切にしなきゃ」じゃなくて、
自然と「大切にできてしまう」ものなんだと思う。
だから、気合いじゃなくて、共感と受容から始めよう。
見て見ぬふりをした気持ちを、
まずはノートで、そっと見つめてみてほしい。
きっと未来は、今よりずっと優しくて、やわらかいよ🕊️
